もう、終わって、ずいぶん、日にちが経ってしまったが![2017-06-02](//e-aoyagi.jp/wp-content/uploads/2017/06/2017-06-021-310x159.png)
今年は、菓子業界にとって4年に一度の大イベント
「菓子大博覧会」が三重県の伊勢で行われた。
開催期間は4月21日~5月14日までで、
全国の銘菓などの菓子が展示されたり、
腕に覚えのある職人たちが、
菓子の材料で、本物のような花や鳥、風景などを作り
見る人たちを魅了させてくれる。
開催地が三重県伊勢ということもあり、
東海地方の歴史など
地元にちなんだ、様々な展示もしてあり、楽しむことができた。
今回は当店としては、何も出品しなかったが
全国和菓子協会のブースには、
「選・和菓子職」認定者として、私の写真があったので
一応、多少は参加したということにしておこう。
そして、もう一つ、関わったことがあった。
この全国菓子博覧会には、様々な賞があるのだが
そのうちの一つの審査会が3月31日に名古屋で行われた。
北は北海道、南は九州まで、全国各地から、50数名の和菓子職人が集まった。
私は、ある方が推薦して下さり、群馬県の代表として挑戦してきたわけだが
結果は、残念ながら受賞することはできなかった。
しかし、この名古屋での旅では、楽しい出会いなどもあり、
とても実りある時間を過ごすことができた。
名古屋の名物「味噌カツ」「ひつまぶし」なども堪能してきた。![DSC_0234](//e-aoyagi.jp/wp-content/uploads/2017/06/DSC_0234-310x174.jpg)
![DSC_0236](//e-aoyagi.jp/wp-content/uploads/2017/06/DSC_0236-310x174.jpg)
この審査会のテーマが
今回の開催地伊勢にある伊勢神宮にちなみ
「常若」(とこわか)であった。
常若とは、「いつまでも若々しいこと。また、そのさま。」のことを言う。
伊勢神宮は、20年に1度、神殿を新造し、技術を継承しながら、
古いものをいつまでも新しくよみがえさせる。
これに由来する言葉だ。
これらの精神にちなんだ菓子を考えるというものだった。
「常若」について、ほとんど知識を持っていなかったので
書籍なども取り寄せ、いろいろと勉強させて頂いた。
そんな経緯があっての
菓子博覧会と伊勢神宮巡りの旅だった。
名古屋では、いろいろな楽しい出会いで
たくさんお喋りを満喫してきたが、
今回の伊勢の旅は、風景や雰囲気を静かに満喫した。
早朝の伊勢神宮の空気はとても澄んでいて
木々の隙間から差し込む光が柔らかく、
まるで、そこだけ、時間の流れが違うような気分になった。
さすがにパワースポットとしても注目されるだけの
雰囲気がある。
訪れる前に十分予習してあったので
なおのこと、神聖な気持ちで、散策できた。
樹齢何百年、または千年以上あるような木からは
特別なエネルギーが受け取れる、、、。
そんな感じがした。![伊勢神宮外宮御手洗](//e-aoyagi.jp/wp-content/uploads/2017/06/a35d80d54b075cb0139e9a5a9e7d0798-310x206.jpg)
![伊勢神宮内宮入り口](//e-aoyagi.jp/wp-content/uploads/2017/06/ec7d13f41131d347be4c1942b8f58e38-310x206.jpg)
今や携帯電話やパソコンから、
新しい情報が、いつでも手軽に入ってくる時代になったが
本当の意味で、自分にとって役立つ情報は
あのような、神聖な自然の中から得られるのだろう。
この旅で、たくさんのエネルギーとアイデアを頂いてきた。