「2007年」の記事

南瓜薯蕷まんじゅう

2007年12月8日 / 菓子

再び、北海道富良野産かぼちゃ「雪化粧」を御菓子に。
今度は山芋の力で膨らますおまんじゅう薯蕷(じょうよ)まんじゅうです。
裏漉した雪化粧を白餡と煉り混ぜ、あんこにしました。
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ゆり根

2007年12月6日 / 菓子

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北海道富良野の農園から直接、ゆり根が届きました。
新鮮でとてもやわらかいです。
ゆり根は懐石料理やお節料理などでしか、あまり食べる機会のない高級素材、
和菓子でもこのゆり根が使われます。
まあ、茶席菓子などを取り扱う店くらいしか、お目にかかることはないでしょうが…。
おがくずに埋まっているゆり根を取り出し、水洗いしながら
ほぐして薄い酢水にさらします。
そして黒い部分を取り除き、軽く蒸しあげ、ふるいで裏漉します。
色は白く、味も大和芋などによく似ているのですが若干、火を通しても大和芋より粘りがあります。素材も高価で味が出にくいので作る店はあまりないかもしれません。
舌触りをなめらかにするために目の細かいふるいで裏漉します。
(この作業が結構大変)
今回は裏漉したゆり根と白餡を混ぜ、うっすら緑色に染め、
砂糖密につけたゆり根を忍ばせ、つくね芋を使って芋の力で
膨らませた白いおまんじゅう、薯蕷(じょうよ)まんじゅうで作りました。
そのほかにもゆり根の裏漉しと白餡を混ぜ、そぼろ状に出し
餡の周りにつけたゆり根きんとん。
ゆり根の甘露煮を羊羹に入れ、黒と白のコントラストを
季節の○○に見立てて…など様々な表現ができます。
ひとつの素材でも追求すればきりがない。
それでも追求することに楽しみもあります。
それが職人ってやつかな…(笑)

成人式と出初式

2007年1月7日 / 菓子

成人式と消防団の出初式が重なった。
みどり市の成人式は今日、笠懸のパルで午後より行なわれた。
今年の成人式は私の母校、桐生商業の生徒がライブを行なったそうだ。なんでも全国の高校生のお笑いの大会で優勝し、そのコンビを呼んで
盛り上がったそうだ。とても行儀よく成人式が行なわれたらしい。
成人祝のお返しに赤飯はつきものだ。
そのほかにも引き物として菓子の詰合せや鳥の子餅等が
喜ばれる。その注文に追われる同日にみどり市消防団の
出初式が午前中に同じパルで行なわれた。
早起きし、なんとか開始までには間に合った。
今回はラッパをこの春に引退するので最後の演奏となるから
特に心して演奏しました。
う~ん、よく音が出ていたぞ。
お疲れ様でした。

セブン-イレブンの「16歳からの経営学」

2007年1月8日 / 読書

セブン-イレブンの「16歳からの経営学」
著者 勝美明   先生 鈴木敏文 野中郁次郎 
この本は、ジャーナリストを職業とし、
高校生の息子の父親でもある著者が
若い世代に向けて、「経営とはどういうものか」について
書いた本である。
だから、私のように学のないものにとって、難しい用語や
数字などをならべられるような本よりはとても入っていきやすい。
経営学初心者にはわかりやすい本だ。
経営学は会社という組織がとる行動や行為をいろいろな面から説明
しようとする学問であるといわれる。その行為、行動は人間によって
もたらされるため、経営学は”人間学”的な部分が大きい。
だから複数の人間の集まる組織、家庭、学校、様々な場面に
応用できる。私にとって一番の目的は自分のお店の経営に
役に立てたいための勉強ではあるが子供の教育という面でも
とても役に立つ内容であった。
その中でも特に大きな刺激、気付きとなったものは
「顧客のために」と「顧客の立場で」の違い。
そして「仮説とは顧客の立場になりきって自分の思いを投影したもの」
”自分はどう思うのか””自分は何をやりたいのか”という思いから
現場で仮説を日々生み出していくセブン・イレブンの仕事の仕方は
大いに参考になった。
そしてそれが独りよがりにならないために、
鈴木さんはいつも口癖のように「常に自分自身を客観的に見ろ」
と言っているそうだ。専門用語では「メタ認知」というそうだが
「一段上の」「超えた」もう一人の自分から客観的に
自分を見つめていくこと。主観的視点と客観的視点の
バランスよく持つことが大切だと言っている。
この本は商売、経営に関する基本が盛りだくさん。
現場のパートやアルバイトの実例の話なども盛りだくさん。
コンビニの仕事ってこんなに楽しそうなものなのか
と思ってしまう。
なんだか商売の初心を思い出したようでワクワクしてきた。
この本も当たりだね。

餅つき

2007年1月14日 / イベント

商工会青年部の仲間で家族交流会として
「餅つき」を行ないました。
北風の吹きつける中でしたが部員や場所を貸していただいた
部員の家族の方々のご協力で、青年部としてはじめての
イベントでしたが楽しく過すことが出来ました。
お恥ずかしい話ですがこの商売をしていながら
イベントとしてみんなで臼と杵で餅つきをするという
経験がなかったのですが、部員の中に幼稚園や
イベントなどで経験豊富な仲間がいたので
みんなお任せでした。
和菓子屋でイベントとして餅つきを行なっている
お店もあるようですが「う~ん。これはいいねえ」
と改めて思いました。将来的にぜひ、当店でも
餅つきイベントを行ないたい気持ちになりました。
子供達は競って「次は自分が搗く」と並んでいましたが
我が子は親にべったり、参加しません。
人見知りというか、甘えん坊というか、困ったものです。
でも、ご近所の年頃も近い子供達と家族ぐるみで集まって
わいわいやっている景色はとても和やかでいいもんです。
イベントの担当者や関係者のみなさんお疲れ様でした。
そして有難うございました。
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パティシエ世界一

2007年1月26日 / 読書

東京自由が丘「モサンクレール」の厨房から
      辻口博啓 浅妻千映子  著
“成功の9ステップ “の著者であり、コヴィ博士の”7つの習慣”を
日本に紹介したジェームス・スキナー氏によると
自分が求めたい結果を出している人から
「違いをもたらす違い」をみつけ、学ぶことが成功の近道である。
と言っていました。その私にとって、求めている結果を出している人、
その一人が辻口さんです。
彼は和菓子でなく、洋菓子ですが元は和菓子屋の息子。
和の素材も積極的に使っています。
和菓子と洋菓子の境界線は結構なくなってきているように感じます。もちろんとことん和菓子をとことん追求する人もいるし、
辻口さんのように和と洋、それ以外にも様々な分野から
いろいろなアイデアを取り入れ、新しいものを作っていく人もいます。
私は辻口さんのようなスタイルをめざしているので
このような結果を出している人にとてもあこがれます。
この本は辻口さんの人柄を知るのにとってもよい、
その上、簡単なレシピも載っているからお得です。(笑)
実際に読んでみてこの人の菓子に対する情熱と夢、明確な目標、そして努力は半端じゃないと思いました。
私の師匠も修行の始めに「仕事でどんなことが大事ですか?」
と質問したとき、「情熱だ」といっていましたが
まったくその通りという感じです。
正直「こんなこと真似できない」と思ってしまいましたが
やはりこのくらいの結果を出す人は半端じゃない情熱と努力と目標を
持っています。同じ結果がほしければとにかくやるしかない。
そんなことを改めて考えさせられました。

パティシエ世界一―東京自由が丘「モンサンクレール」の厨房から パティシエ世界一―東京自由が丘「モンサンクレール」の厨房から
辻口 博啓、浅妻 千映子 他 (2002/05)
光文社

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和菓子のお誕生日ケーキ

2007年1月28日 / 菓子

お客さんから「子供が煉切で作ったケーキ」が食べたい」と
希望があった。普段、当店の生菓子を会社の茶道クラブで
食べていて、いつもそれが楽しみだとうれしい言葉をいただいたので
断るわけにもいかず、お作りさせていただきました。
うっかり、写真を撮るのを忘れてしまいましたが
普段の上生菓子の4~5ヶくらいの大きさで中心から
こしあん(黒)、緑、赤、黄、そして表面が白の5層の煉切を円柱型にし、
白の細かい篩を通したきんとん餡を雪のようにのせ、
2つの小さい薔薇の花と葉をのせて、シンプルで上品な和菓子のケーキが出来ました。

スーパーパティシエ物語

2007年1月28日 / 読書

輔老心 著
自分の人生の道しるべになるような本だった。
“世界一になりたい人をこの本を読んでください。”
まさにそんな本でした。
辻口さんという人間に興味を持ち
「パティシエ世界一」の本に引き続き読んでみました。
自分の原点はなんだろう?
辻口さんの人生に自分の人生をダブらせながら
いろいろなことがよみがえってきた。
必死に一生懸命がんばるからたくさんのドラマがある
自分はこんな人生を求めているんだ。
自分に足りないもの。
たくさんのことを学ぶことが出来た。
この本はまた、何度も何度も読むことにしよう。

徹夜

2007年10月14日 / 菓子

茶席の注文のため、夜通し菓子作り。
睡魔をこらえ、なんとか完成。
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職場体験1日目

2007年10月15日 / 菓子

中学生が職場体験にやってきた。
今年は3つの中学生を受けいれた。
店掃除から花ぱん作り、箱折、そして上生作り。
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生徒達もあっという間に一日が終わってしまったと
いうくらい一生懸命働き、楽しんでくれたようだ。
あと火曜、木曜、金曜の3日間、がんばって下さいね。

色合い

2007年10月16日 / 菓子

秋らしくなり、山が色づきはじめた声を聞くようになりました。
上生、茶席菓子も秋は彩りがとてもきれいになってきます。
しかし、この色がけっこうむずかしい。
全般的には淡い色のほうが食べ物であるから望ましいと思うのだが
かといってぼけたような色では魅力がとぼしい。
秋はとくにはっきりとした色合いになる。
同じものでも明るい場所、暗い場所、蛍光灯など電気の種類などでも
違って見えてくるし、その人の好みもある。
お茶の先生は特に色にうるさい。
茶道は総合芸術であるのだから当然である。
だから相手の好みやどのような場所、場面で使うのかまで
考慮して作らなければならない。
色恋事と同じで相手をよく知り、興味を深くもたなければ
うまくいかないのだ。
結構、奥が深く、むずかしいんですよ。
そこをどこまで追求できるかで
職人の力量に関わってくると思うんです。

かぼちゃ

2007年10月19日 / 菓子

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北海道ふらのから産地直で届いたかぼちゃ「くりゆたか」。
ホクホクでとっても美味しい。
このかぼちゃを使ってかぼちゃプリンを作っています。
また一段と美味しくなったと好評をいただいてます。
職場体験できている中学生が一生懸命皮をむき、
裏漉しをしてくれています。
和菓子屋が作る「かぼちゃプリン」。
大納言小豆をちりばめた
和のプリンをお試しあれ。

まるごとかぼちゃプリン

2007年10月20日 / 菓子

試作で北海道から直接届いたかぼちゃ「くりゆたか」を
まるごと使ったかぼちゃプリンを作ってみた。
こんなに大きなプリン、大勢集まったときしか
食べる機会ないだろうけど…。
こんなのでてきたらみんなびっくりするだろうね。(笑)
さらに美味しさにびっくりしてもらえるように
試行錯誤し、さらに研究してみます。
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ぐんま菓子フェスティバル

2007年10月27日 / イベント

本来なら前もって告知してから報告すべきだと思いますが
昨日からはじまった県庁で行なわれている
「ぐんま菓子フェスティバル」で実演を行なってきました。
技能士会としてお昼から新小豆で作ったぜんざいが一般の方に
振舞われました。その後、選・和菓子職認定試験で製作した
煉切を作ったり、お客さんに菓子作りを体験してもらったり、
販売したり…。大雨の中、たくさんのお客様がご来場されていました。
午前中の仕事がずれ込み、予定より大幅に遅れて
あわてて出発したため、
道具の忘れ物などたくさんありましたが
なんとか間に合わせ、お客さんにも喜んでいただけたんじゃ
ないかと思います。
イベントはまだ来週の水曜日まで行なっていますので
県庁に行ってみてはいかがでしょうか?
菓子の材料で作ったお城や花、魚などの工芸菓子が飾ってあったり、
県内の様々な和菓子、洋菓子のお店が出店販売、
抹茶が飲める喫茶や実演など結構たのしめますよ。

お祝い

2007年10月28日 / なんでも日記

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お祝いの花をいただいた。
それもお客様から。
ニュースレターをはじめて良かった。
お客さんとのコミュニケーションができ、
どんどん絆が深くなっていく感じ。
ある方は「私の見る目は正しかったわ」と
我が事のように喜んでいただいている
本当にありがたい話だ。
しかし、こんなに豪華なものをいただいて
どうしよう…。

柚子薯蕷

2007年11月18日 / 菓子

先週、茶席で当店の「柚子薯蕷まんじゅう」を食べて
とっても美味しかったのでお祝い事の引き物にしたい。
とのお客さまの注文をいただいた。
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こしあん入りの薯蕷まんじゅうです。
柚子の形に成型したつくね芋を使ったおまんじゅうの中に
刻んだ柚子の皮を入れて食べた時にほのかに香ります。
今年は柚子が豊作のようで親戚の家を訪ねた際に
たくさん柚子をいただいた。
それも今回は自分で脚立に上り、枝きりはさみで
下で待ち受けるおばさんめがけ、切り落とした。
屋根より高い大きな柚子の木が5,6本以上ならび
たわわに黄色い実をつけていた。
実をみんな落としておかないと翌年実があまりならなくなるから
たくさんとって行ってとのこと。
「柚子狩り」を楽しむことができたのだ。
自分で採った柚子なのでなおさら思い入れのある
今年の柚子薯蕷。
12月いっぱいくらいは作る予定です。

上毛新聞

2007年10月11日 / なんでも日記

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本日の新聞に載りました。
さすが上毛新聞。
多くの方が見てくれたようで
お祝いのお電話などたくさんいただきました。
有難うございます。

「来た、見た、勝った」

2007年8月29日 / 菓子

久々の更新。
今日はちょっと長い文章になるかも?
紀元前のローマの人、共和政に幕を引き、壮大なる世界帝国への
道筋を引いた創造的天才ユリウス・カエサルが
ポントス王ファルナケスとの戦いに勝ち、
ローマの元老院に送った戦果の報告の最初の言葉が
この「来た、見た、勝った」です。
私の大好きなカエサルの名言ひとつです。
この言葉にかけて大イベントの
結果報告をさせていただきます。
この度、8月28日(火)
「選・和菓子職」という全国で統一の技術認定制度が
行なわれました。
//www.wagashi.or.jp/wagashishoku/index.html
洋菓子界ではパティシエという個人にスポットが当たりますが
和菓子界というと技術力の高い人はたくさんいるのですが
個人の技術力があまり対外的に出てこない。
自分の名前は出なくて良い、会社が評価されれば良いと思っている
出過ぎない控えめな態度が日本文化であり、美徳と考える人が多く
すばらしいことではありますが、
この表彰制度により個々が認められ、志を持つ若人の育成と
和菓子がもっと多くの方々に広がることに結びつくようにとの
想いで作られた制度だそうです。
全国から158人の情熱、やる気の高い精鋭の職人や
専門学校の先生方が応募し、
7月20日に1次審査が行なわれ、
48名プラス青年部門(28歳以下)6名に絞られました。
厳正に行なわれるように名前をふせて審査されたそうです。
そして最終審査が昨日、東京の製菓学校で実技試験が行なわれました。
課題は自由課題の焼き菓子と会場で当日に指定された煉切を作り、
審査されました。
審査員の20名の先生方も雲の上の存在のような素晴らしい面々。
ものすごく緊張しました。
それ以外にも認定委員として
虎屋の店主であり、全国和菓子協会会長の黒川認定委員長をはじめ、
協会の名誉会長、評論家の塩田丸男氏、草月流家元、市川團十郎夫人、
全国日本洋菓子工業会理事長など文化人の方々も参加し、
とにかくすごい顔ぶれ。
その結果19人の優秀和菓子職と4人の青年部門の合計23人が選ばれました。
なんとそのメンバーに。!!
見事、合格しました。!!!!
自分の菓子職人人生の新たな一歩となる場所に行き、
栄誉ある認定された自分の姿を見て
自分の中にある弱さ、恐れ、不安との勝負に勝った。
カエサルは敵との戦いでしたが
私にとっては自分との戦いでした。
まさしく、「来た、見た、勝った」
そんな自分の人生の歴史の大きな価値ある一ページを作ることができました。
奇跡のような出来事ですが、とにかくうれしい気持ちでいっぱいです。
このような結果が出たのも菓子職人として育ててくれた師匠や
支えてくれた家族、いろいろ刺激を与えてくれた北海道の友人を
はじめ、関わってくれた、たくさんの方に感謝いたします。
そしてこのようなチャンスを与えてくださった主催者の期待に
こたえられるように、業界の発展と新たな成長カーブを描ける
きっかけに関わることができれば最高の幸せです。
どうも有難うございました。
う~ん少々硬かったかな(笑)

大間々祭り

2007年8月4日 / イベント

昨晩はたくさん方にお集まり頂き有難うございました。
とっても楽しかったですね。
お祭りは普段なかなか会うことや話す機会がないもの同士が
集まることができるので毎年楽しみです。
みなさんはどうでしたか?
今年は子供達がたくさん集まり、動物園状態?で
とてもギャーギャーにぎやかでした(笑)
親と一緒に安心して友達とワイワイ遊ぶ時間は
子供にとっても思い出に残る楽しい時間だと思います。
家族や集まったみんなが楽しい時間を過すことができれば
なによりです。
個人的にはちょっと語り足りない気持ちも残りますが
またの機会のお楽しみにしたいと思います(^^♪

春の和菓子勢ぞろい

2007年2月2日 / 菓子

ぞくぞくと春の和菓子が並び始めました。
季節を感じる
桜、よもぎが香る。
ご来店お待ちしています。
桜餅
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草餅
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口福のまゆ
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立春餅(草大福)
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感動をつくれますか?

2007年2月4日 / 読書

感動をつくれますか?  / 久石譲 著
クリエイティブな仕事をしている人、しようとしている人には
とても参考になる本じゃないかな。
ちゃんと結果を出している人だから説得力がある。
感性、創造力とはどんなものなのか?
やはりといってはなんだけど
新しいものを創っていくということは
自分の過去の経験、知識、今まで出会ってきたもの、
手に入れてきたもの、考えたこと、それらの蓄積などが
基になって生まれてくるものだ。
だから感性の95パーセントはこれだそうだ。
だけど一番肝心な要素は残りの5パーセント。
作り手のセンス、ひらめきだ。
久石さんが引用したゲーテの言葉はとても参考になる。
「感覚は欺かない。判断が欺くのだ」

感動をつくれますか? 感動をつくれますか?
久石 譲 (2006/08)
角川書店

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和菓子のお誕生日ケーキ 2

2007年2月22日 / 菓子

以前にも作りましたがその時は画像を残しておかなかったので
再び、注文があり、作ったので紹介します。
煉切で5層の餡玉で作り、薯蕷そぼろと薔薇の花を乗せました。
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久しぶりの更新

2007年5月10日 / 読書

久しぶりの更新です。
言い訳になりますが
春先はとても忙しく心に余裕がなく
とてもブログを書く気分にはなれませんでした。
ゴールデンウイークも終わり、
やっと精神的にゆとりが出来てきたので
再開したいと思います。
忙しかったといえ、読書は続けていましたよ。
特にはまっていたのはユリウス・カエサル
紀元前のローマ人の物語です。

ユリウス・カエサル ルビコン以前(上)ローマ人の物語8 ユリウス・カエサル ルビコン以前(上)ローマ人の物語8
塩野 七生 (2004/08/30)
新潮社

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ユリウス・カエサル ルビコン以前(中)ローマ人の物語9 ユリウス・カエサル ルビコン以前(中)ローマ人の物語9
塩野 七生 (2004/08/30)
新潮社

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ユリウス・カエサル ルビコン以前(下)ローマ人の物語10 ユリウス・カエサル ルビコン以前(下)ローマ人の物語10
塩野 七生 (2004/08/30)
新潮社

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ローマ人の物語〈11〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(上) ローマ人の物語〈11〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(上)
塩野 七生 (2004/09)
新潮社

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ローマ人の物語〈12〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(中) ローマ人の物語〈12〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(中)
塩野 七生 (2004/09)
新潮社

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ローマ人の物語〈13〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(下) ローマ人の物語〈13〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(下)
塩野 七生 (2004/09)
新潮社

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ユリウス・カエサルの魅力のせいか、もしくは著者の塩野七生さんの
文章力や表現力のせいか、とにかくこのシリーズには
はまってしまいました。
尊敬する人リストに入るものすごい人物でした。
2千年以上昔にこのようなリーダーシップ能力、先見力があり、
知的な人物がいたとは驚きです。
何かを達成していくための大きな参考にもなります。
とにかく、カエサル最高です。

上生菓子

2007年5月14日 / 菓子

菓子のことは別のブログでと決めておきながら
またここで載せてしまいます。
慣れのせいかこのF2ブログが一番使いやすいんですよね。
私にとって季節の上生菓子を作っているとき、
デザインを考えている時が一番楽しいんですよね。
五感を研ぎ澄まして、自分の感性が一番伝わりやすいんです。
でも仕事が忙しく心にゆとりがないときは
逆に上生菓子作りが苦痛になってしまいます。
感性がすごく鈍感になってしまうので…。
心の修行がまだまだです。
今はお節句も終わり、こころにゆとりがあるので上生菓子が店頭に
いろいろな種類がならんでいますよ。
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読書を楽しむ

2007年6月4日 / 読書

「読書とは、自分を発見することであり、未知の世界を知ることだと思う」
県立図書館と県立土屋文明記念文学館の館長を務める岡田さんの話として
上の言葉が書いてあった。(今月の「ぐんま広報」にて)
お話の中で読書は想像力が働く。ということが語られていた。
まず、行間に想像力が働く。そしてものの見方が客観的、多面的に
なってくる。いろいろな人生や考え方を疑似体験できる。などなど
たくさんの恩恵が期待できる。
もともと、私もこのブログで何度か書いたかもしれないけれど、
深く悩んでいるとき、『読書のすすめ』という文章が目に入り、
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」ほとんどの世の中の
問題や悩みは過去の人々が経験し、書物に残している。
それを活用せず、自分の経験だけに頼るひとは愚か者だ。
そんな感じのことが書いてあった。その一文を読んでから
読書に目覚めたわけだ。そして世の中の広さを感じ、
自分の世界観が大きく変わった。
だから岡田さんの上の言葉はしみじみ共感してしまう。
同じく「ぐんま広報」の中で県読み聞かせグループ連絡協議会長を
務める寺澤さんのお話で
「本の中の疑似体験と外遊びの直接体験は車の両輪みたいなもの。
二つとも子供にとって大切です。」
と語っている。
例えば少年期に冒険小説を好きになり、スケールの大きな冒険を
主人公と一緒に疑似体験し、
人生をいざ歩き始めると、実際、壁ばかり。
でも、「あの物語の中で主人公はこうやって解決していた」
などのヒントを持って無意識のうちに応用力がつく。と
なんていったって人生たくさん経験し、挑戦した人が成功している。
大人が良い本を見つけてあげて読んであげたりすることは
やはり大切なことなんだと改めて強く思った。
それにはまず親が見本を見せること。
親が読書をする背中をみせることが
子供の本に対する興味を示すきっかけになる。
そこでひとつ、大人が読む絵本としておススメします。

ぼくを探しに ぼくを探しに
シェル・シルヴァスタイン、倉橋 由美子 他 (1979/04)
講談社

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1976年に出版し、今でも読み継がれているロングセラーの本だ。
絵も文章もシンプルで、それなのにたくさんのことを想像してしまう。
読む人によって様々に感じることができる本です。
たまにはこういう絵本を読んで思いにふけるのもいいのでは!?

質問する力

2007年7月23日 / 読書

ぜひとも自分の能力を磨きたいもののひとつに
「質問をする力」がある。
もともとしゃべることはあまり得意ではない。
しかし、お客さんと話したり、仲間や尊敬する先輩、先生と
話す時、的確な質問は自分の能力向上に大きく役に立つし、
相手にとってもメリットがあることだと思う。
そんな想いから次の2冊を読んでみた。

質問力 ちくま文庫(さ-28-1) 質問力 ちくま文庫(さ-28-1)
斎藤 孝 (2006/03/09)
筑摩書房

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質問する力 質問する力
大前 研一 (2005/03/10)
文藝春秋

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斎藤孝さんの本は
「質問するという積極的な行為によってコミュニケーションを自ら深めていく」
というテーマで、
大前研一さんの本は
「国が国民を守れない時代になった今、日本人はすべからく『質問する力』発揮して、自分の生活を守り、自分の生き方を考えねばならない。
それによって日本という国自体も変わってくるはずだ。」
という趣旨です。
「質問する力」を違った切り口で内容も違う本でしたが
両方ビンゴ!!自分のほしい知識でした。
様々なことに質問することは大きな恩恵と能力向上に
役に立つということを強く感じることができました。
自分は子供の頃「素直な子」として育てられてきたので(自画自賛??)
もちろん、良い面もありましたがもうひとつの側面として
自分で考えることのしない、他人の意見に素直に従ってしまう子
になっていた部分があります。
そんな遅れたスタートをきってしまったわけですが
それを挽回するために、「質問する」習慣を身につけていこうと思います。

お祭り

2007年7月30日 / イベント

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先日は保育園で納涼祭がありました。
先生、お疲れ様でしたm(__)m
帰りに少々雨に降られましたが
無事に楽しい納涼祭ができましたね。
我が子も3年目にしてやっと、泣かずにおみこしを
担いだり、踊ることができました。
成長しました。(涙)
娘の楽しそうに八木節に合せて踊る姿を見ると
とても幸せな気分になります。
息子は踊りに関してはしてくれなかったのですが
「どうして踊らないの?」と聞くと
「いっぱい、みんなが見てるから」と
生意気を言うようにもなりました。
さて、いよいよ「大間々祭り」もあさってからとなりました。
今年は初めての試みのイベントで「こどもひろば」が開催されます。
内容は写真の通りです。
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その会場のすぐ近くで(2丁目小林商店前)で
大間々町商工会青年部が「大間々ラーメン」を販売します。
(8月3日(金)14時半より1日限定)
こだわりの地元の素材をふんだんに使ったラーメンです。
試作の席にも同席させていただきましたが
とにかく「うまい」です。!!
部員の料理のプロが作り、ラーメンマニア?がプロデュースした
傑作です。ぜひ食べに行ってくださいね。
材料が終わり次第終了なのでお早めに!!
私も夕方(4時頃)までは現場でお手伝いしていますので
お立ち寄り下さい。
夜は(3日)自分のお店で店番&イベント用商品管理番してます。
毎年、友人のたまり場となり、ワイワイ楽しくやってます。
みなさん、また遊びに来てくださいね。(^^♪

あなたに成功をもたらす人生の選択

2007年11月20日 / 読書

著 オグ・マンディーノ
まるで映画のようなストーリー展開で
すうっーと物語の世界に引き込まれ、
夢中になって読んでしまった。
自己啓発書系の物語で
より良い人生を生きようとする意欲を駆り立てる
そんな気持ちにさせる本でした。
心が洗われるそんな感じだ。
自分が本当にやるべき仕事に励み、
かけがえのない家族との大切な時間を過す。
う~ん。とってもしびれる本だった。
オグつながりで何か運命的なつながりでも?(笑)

あなたに成功をもたらす人生の選択 (PHP文庫) あなたに成功をもたらす人生の選択 (PHP文庫)
オグ マンディーノ (2002/10)
PHP研究所

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