カテゴリー「菓子」の記事

大地のエネルギーがもらえるパワースポット

2015年11月4日 / blog, 菓子

こんばんは。いちょう

小倉章弘です。

 

今回も「花言葉」という視点で

上生菓子をご紹介したいと思います。

 

本日、ご紹介する上生菓子は

「銀杏」(いちょう)

 

京ういろう製みそあん

 

頭に「京」と付けているのは

名古屋の「ういろう」がイメージが強いため、

区別するためです。

 

茶席などにも使われるので

歯切れの良い触感に仕上げてあります。

 

花にはそれぞれ、「花言葉」というものがあります。

 

それら「花言葉」と合わせて

上生菓子をご紹介し、それらの意味を感じながら

自分で食べたり、人に贈る。

そんな楽しみ方をご提案させていただきます。

 

銀杏(いちょう)の花言葉は

「長寿」「荘厳」「鎮魂」「「詩的な愛」があります。
花言葉「長寿」は、植えてから実がなるまで長く、樹齢も非常に長いことからつけられているからだそうです。

 

花言葉「荘厳」は、神社やお寺などで、

ご神木として大切に扱われている樹齢千年を超えるような古木の持つおごそかな雰囲気を表したもの。

 

花言葉「鎮魂」は、寺社に植えられ、銀杏の実の独特の腐敗臭からつけられたのだとか。

 

花言葉「詩的な愛」は、輝くような金色の葉が鶴が舞うようにくるくると地面に降り立つ華麗な姿から連想したのでしょうか。

 

どの花言葉も神聖なものを感じますね。

 

ちょうど、七五三のお祝いの季節ですから

そういったテーマのデザインにも使われます。

 

あなたはこの言葉から

どんなことを連想しましたか?

 

 

私は、大地のエネルギーがもらえる

「パワースポット」を連想しました。

 

この御菓子を食べながら

「あそこの神社が良いみたいだよ」などの

話題で盛り上っても良し。

 

この御菓子自体にパワーを感じていただいて、

元気になっていただいても良し。

 

さあ、あなたは、どんな楽しみ方をしますか?

 

 

「高貴」「高潔」「高尚」

2015年10月22日 / blog, 菓子

こんばんは。乙女菊

小倉章弘です。

 

今回も「花言葉」という視点で

上生菓子をご紹介したいと思います。

 

本日、ご紹介する上生菓子は

「乙女菊」(おとめぎく)

 

薯蕷煉切製こしあんです。

 

花にはそれぞれ、「花言葉」というものがあります。

 

それら「花言葉」と合わせて

上生菓子をご紹介し、それらの意味を感じながら

自分で食べたり、人に贈る。

そんな楽しみ方をご提案させていただきます。

 

「菊」全般の花言葉は

「高貴」「高潔」「高尚」だそうです。

 

気高く気品に満ちたキクの花姿に由来するのだとか。

 

その他にも色によって、花言葉も違ったものがあるそうです。

 

なんだか、背筋がピンとする感じではないでしょうか?

自分自身が、これらの花言葉に

かけ離れた人間ですが、

この言葉から、連想する人物は浮かび上がります。

 

あなたはどんな人を思い浮かべましたか?

 

そういう人物を思い浮かべながら

気持ちを引き締める。

そうすると、ちょっとだけ、自分も

高貴な人間になった気がする。

そんな楽しみ方はいかがでしょうか?

 

 

「活力」「元気」

2015年10月15日 / blog, 菓子

秋の七草にも数えられるススキは今宵月

日本中の野山に自生します。

 

花穂の形から、尾花とも呼ばれる日本人にもっとも

馴染みの深い草花のひとつ「ススキ」。

 

これをモチーフにした菓子

「今宵月」をご紹介します。

 

今回も花言葉を添えて。

 

月に見立てた黄色い味甚羹(みじんかん)は

柚子風味になっています。

周りには白い外郎に氷餅をまぶし、

すすきの穂の幻想的な広がりをイメージして

作られた御菓子です。

 

十三夜が10月25日(日)に控え、

月夜にピッタリの御菓子です。

 

花言葉は「活力」「元気」

ススキの生命力のつやさに由来すると言われています。

 

これらの意味を感じながら

自分で食べたり、人に贈る。

そんな楽しみ方をご提案させていただきます。

 

「人は波動の存在」と言われます。

気持ちが落ち込んでいたり、ネガティブなことを考えていたりすると

その人から、感じられるオーラのようなもので

周りの人間まで、どんよりした気分になってしまう……。

そんなことを感じたことのあるひとはいるのではないでしょうか?

 

そんなときでも

自分だけでも良い気分でいる。

良い影響を与えられる存在でいる。

そんな「元気」や「活力」は

どんな時でも必要ですよね。

 

そんなことを感じながら

召し上がってみてはいかがでしょうか?

 

あなたは

どんな時に、「活力」「元気」が必要ですか?

 

文 小倉章弘

 

 

 

「愛され上手」「上品」「聡明」

2015年10月8日 / blog, 菓子

こんばんは。 紫式部1

小倉章弘です。

 

さて、今までとは趣向を変えて、

上生菓子の紹介させていただきます。

 

本日、紹介する上生菓子は

「紫式部」(むらさきしきぶ)

 

薯蕷(じょうよ)まんじゅう製こしあんです。

 

上生菓子は「花鳥風月」をモチーフに作られます。

最近、当店では、それとはちょっと違うものもモチーフにしていますが

基本は「花鳥風月」

その中で、もっともわかりやすく、作られる機会の多いものが

「花」です。

 

そして、花にはそれぞれ、「花言葉」というものがあります。

 

それら「花言葉」と合わせて

上生菓子をご紹介し、それらの意味を感じながら

自分で食べたり、人に贈る。

そんな楽しみ方をご提案させていただきます。

 

「紫式部」の花言葉は

「愛され上手」「上品」「聡明」だそうです。

 

これを聞いただけで、私は

知的で素敵な女性をイメージしてしまいます。

 

いやー、こんな女性にめぐり会いたい。(笑)

男心をくすぐる花言葉ですね。

 

そんな気持ちを強く感じながら、

これを食べれば、

めぐり会えるかもしれないし、自身がなれるかもしれない、、、。

あとは、あなたの解釈にゆだねます♪

この良き日に蓬莱山

2015年10月3日 / blog, 菓子

今日は見てびっくり、切ってびっくりの「蓬莱饅頭(ほうらいまんじゅう)」についてお伝えします。

蓬莱まんじゅう(祝)秋バージョン、誕生日

皆さんは蓬莱饅頭をご存知ですか??

 

びっくりするほどの大きいおまんじゅうの中に

色とりどりの小さいおまんじゅうが入っている一風変わったお菓子です。

 

主に結婚や出産、入学や卒業、誕生日などのお祝いごとの時に食べられるそうです。

 

たまにはバースデイケーキではなくバースデイ饅頭でもいいかもしれませんね!

 

蓬莱饅頭の名前の由来ですが、

縁起のいい「蓬莱山」を表していることから付けられました。蓬莱(ありがとう)切

また、中にいくつもの小さなおまんじゅうが入っていることから「子持ち饅頭」とも言われているそうです。

 

青柳でも注文をして買うことができます!(要予約制)

 

あの子の誕生日に…

あの人の結婚のお祝いに…

まんじゅうサプライズを仕掛けてみませんか??

木暮

 

いのししパワー!

2015年9月26日 / blog, 菓子

今日は亥の子餅についてお伝えしようと思います。

 

旧暦10月に食べられていた亥の子餅。亥の子餅

その名前の由来と特徴についてお伝えしようと思います。

 

まず、名前の由来ですが、

ズバリ「形がいのししの子供に似ているため」だそうです。

 

なぜ、いのししの子供に似せて作っていたのかというと、

平安時代以降にいのししの多産にあやかって産育祈願のために作って食べていたそうです。

 

次に、特徴についてですが

亥の子餅はその昔、大豆・小豆・ササゲ・ゴマ・栗・柿・あめの七種類の材料をお餅に混ぜ込んで

無病息災を願って食べられていました。

 

食欲の秋!

秋の味覚が盛りだくさんのお菓子です。

 

さらに、かの有名な「源氏物語」にも亥の子餅は登場しています。

古き平安時代をも感じることの出来るお菓子なのですねぇ…

 

私もぜひ亥の子餅を食べて平安時代を感じたいですね。

(秋の味覚をほおばることの方に専念しそうですが…)

 

皆さんも亥の子餅を食べて平安時代へタイムスリップしてみませんか??

木暮

この紋所が目に入らぬか!!

2015年9月19日 / blog, 菓子

今日は水戸の黄門様とおまんじゅうのびっくりおもしろエピソードを紹介します。

蓬莱まんじゅう(祝)秋バージョン、誕生日

水戸の黄門様と言えば、ドラマでもお馴染みの心優しきお殿様です。

実は黄門様はグルメなお殿様と有名なことはご存知でしたか??

 

今や独自の進化を成し遂げているラーメンを日本で一番最初に食べた人こそこの黄門様だったと言われています。

 

そのこだわりはとても強く、

麺やスープはもちろんのこと、上に乗せる具、薬味なども細かく指示を出して作らせていたと言われています。

 

さて、ここで本題のおまんじゅうとのエピソードをお伝えしようと思います。

 

黄門様は友人である中院通茂(なかのいんみちしげ)の古希のお祝いに

老舗和菓子店「虎屋」にまんじゅうを注文したそうです。

 

そこでも黄門様のこだわりを発揮!

 

皮は27匁(もんめ)=101.2g

あんこは43匁=161.2g

 

と、細かく指示を出したそうです。

 

ちなみに皮とあんこを合わせて70匁になるのは友人の70歳にちなんでだそうです。

 

本当にこだわりが強いお方です…

 

黄門様はこの260gを超えるおまんじゅうをなんと100個」も送ったそうです。

 

「マンジュウ、コワイ…」

 

送られてきた中院はそれはそれは驚いたことでしょうね…

 

私もこんなこだわりある方に注文されるような和菓子職人になりたいものです…

皆さんも自分のこだわりをお菓子にしてみませんか?

木暮

 

 

大きなかまぼこ…?

2015年9月12日 / blog, 菓子

今日は「すあま」についてお伝えしようと思います。

 

皆さんも一度は召し上がったことがあるであろう庶民的なお菓子「すあま」。

その名前の由来と歴史や特徴についてお伝えしようと思います。鳥の子餅

 

まず、名前の由来についてですが、

すあまは漢字で「素甘」や「寿甘」と書きます。

 

すあまの味はいたってシンプル。

ほのかに甘いだけの餅菓子という意味で「素甘」と付いたそうです。

 

名前の付け方までシンプル…

 

他にも、本来は州浜形にしていたため「すはま」と呼ばれていたが、

音便がなまって行って、「すあま」となったそうです。

 

次に、すあまの歴史と特徴についてですが、

 

古くから鶴の卵の形に似せて、紅白に染めて祝儀菓子(式菓子)に用いられています。

 

一般的なものといえば、表面を紅色で染めて、竹すだれで巻いて小口に切ったもの。

 

かまぼこに似ていますよね…

小さいとき「大きいかまぼこが売ってる!!」とびっくりしたのを覚えています。

 

庶民にも手軽にすあまが食べられるようになった江戸時代末期には関東で流行していたそうです。

 

ちなみに青柳でもすあまを食べることができます!!

おやつにお一ついかがでしょうか??

木暮

 

 

 

ポルトガルと日本のハーフ カステラ

2015年9月4日 / blog, 菓子

今日はカステラについてお伝えしようと思います。

 

意外と長い歴史があるカステラ。

今のようなカステラになるまで400年もかかったそうです!

まず、カステラの歴史についてお伝えします。カステラ

 

カステラは、室町時代末期にポルトガル人の宣教師によって伝えられました。

 

医療技術と一緒に伝わったことや、牛乳やはちみつが入っていたこともあり、

始めは病人の治療用と思われていたそうです。

 

あんな美味しい薬があればいいですが…

 

のちに茶席にも出されるようになり、その時代カステラは大流行したそうです。

いつの時代にもスイーツ女子やスイーツ男子はいるようで…

 

次にカステラの名前の由来についてお伝えします。

 

カステラはポルトガルのカスティリャ王国で作られたため、

「カスティリャのパン」という意味からカステラと呼ばれるようになりました。

 

日本では「加須底羅」「粕底羅」と書くそうです。

 

実は、カステラはとても作るのが難しいって知っていましたか??

理由は小麦粉の両が少なく、膨張罪も使わないのであのふわふわしたカステラを作るのは難しいのです。

 

日本の知恵と努力と技術の結晶ともいえるカステラ。

皆さんも一度青柳のカステラを味わってみては??

木暮

 

きんつばの進化系…

2015年8月28日 / blog, 菓子

今日は和菓子の定番である「どら焼き」についてお伝えします。IMG_0022

 

今や専門店が出るほど、様々な味や食感で私たちを楽しませてくれる和菓子。

ふわふわの皮、しっとりとした皮、定番の粒あん、栗を使った贅沢な物、変わり種のもの…

一人一人の好みに合わせて様々などら焼きが登場しています。

 

自分で作ればオーダーメイドの一品が…

そんなどら焼きの原点についてお伝えします。

 

まず、どら焼きの名前の由来は様々な説があります。

その中でも代表的な二つの説をご紹介します。

 

1つは形が「銅鑼」に似ているから。

ふっくらとした見た目が三笠山に似ていることから、関西のほうでは「三笠山」とも呼ばれています。

 

もう一つは弁慶が傷を負ったときに助けてくれた民家にお礼として、

小麦粉を水で溶き、それを熱した銅鑼に薄く伸ばして焼いたものにあんこを包み、

ふるまったという説があります。

 

どちらにせよ、銅鑼が大きなカギをもっていますね…

 

どら焼きの歴史についてですが、その原型は江戸時代に作られたそうです。

小麦粉を薄く溶いて、鉄板に丸く流し、あんこを入れて皮を四角に畳んだものが原型。

 

なんと、初めのどら焼きはきんつばにそっくり!

どら焼きの進化は大きいですね…

 

現在のような形で食べられるようになったのは、大正時代だそうです。

 

時代時代によって様々な進化見せるどら焼き。

みなさんも自分だけの、世界に一つだけのどら焼き作りに挑戦してみてはいかかでしょうか??

 

木暮

栗が食べたい…

2015年8月22日 / blog, 菓子

今日は秋の味覚を味わうことができる「栗羊羹(くりようかん)」について一足早くお伝えしようと思います。栗蒸羊羹(正方形)

 

暑い夏がもう終盤に差し掛かっています。

私は美味しいものがたくさんの秋が待ち遠しいです!

 

秋には旬の食べ物がたくさん出回りますが、なんといっても栗が大好き!

共感してくださる方も多いのではないでしょうか?

 

まず、栗羊羹の歴史についてお伝えします。

 

そもそも羊羹とは、中国から伝わった料理で羊肉で作ったとろみのあるスープだったそうです。

しかし、日本では羊肉を食べる文化は無かったので代わりに小豆を羊の肝の形に作って、汁に浮かべたそうです。

これが羊羹の原型と言えます。

 

どうして「羊」が名前に入るのか…

もうわかりましたよね??

 

羊羹には「蒸し羊羹」と「練り羊羹」というものがあります。

 

「蒸し羊羹」は小麦粉やくず粉、片栗粉などを加えて、蒸して固める羊羹で、

「練り羊羹」は寒天を加えて、練り固める羊羹です。

 

先に誕生したものは、「蒸し羊羹」だそうです。

それぞれ違う食感を楽しむことができるので、自分好みの羊羹はどっちなのか食べ比べてみるのもいいかもしれませんね!

 

実は、秋の栗羊羹には旬のものが二つ隠れています。

 

1つは主役栗ですが、羊羹に使われている小豆も秋が旬なのです!

なので、秋は一年で最も栗羊羹が美味しい季節なんです!!

 

栗羊羹には粒の栗を表面に並べたもの、刻んだ栗が羊羹の中に入っているもの、羊羹に使うあんこを栗あんにしたもの。

現在では、さまざまな種類があります。

 

みなさんの一番好きな栗羊羹はどれでしょうか??

食欲の秋が待ち遠しくなったのではないでしょうか??

木暮

涼風再び…

2015年8月7日 / blog, 菓子

今日は夏の和菓子である「麩まんじゅう」についてお伝えしようと思います。

 

みなさんは麩まんじゅうを食べたことはありますか?

実は私、恥ずかしながら麩まんじゅうの存在を知ったのはここ最近で、名前を見たとき、

「ふ?お麩?お味噌汁に入ってる…?」麩まんじゅう正方形

と思ってしまい、頭の中に?がいっぱいになりました…

 

まず、麩まんじゅうの特徴についてですが、

小麦粉で作った皮で蒸して作る温泉まんじゅうなどのおまんじゅうとは違い、

生麩からつくる皮に青のりを入れ、こしあんを包み、ゆでて作ります。

 

もちもち、つるんとした食感は冷やして食べれば夏にピッタリ!!

始めはびっくりする青のりもなくてはならない存在だときっと気づくはず!

 

笹の葉で包んでいるものもあり、笹のさわやかな香りも楽しめるお菓子です。

 

麩まんじゅうの発祥の地はずばり京都。

生麩が京都で初めて作られ、麩まんじゅうの生麩の生産地の京都で作られるようになりました。

始めは賞味期限が短いため、生麩を食べる習慣がある地域や生産地でのみ食べられていたそうです。

 

だからあまり馴染みがなかったのでしょうか…?

 

さらに、京都が発祥の地ということもあり、お弁当に麩まんじゅうが入っているそうです!

 

真夏の食欲がないときには嬉しいデザートですね~

 

ちなみに、青柳でも笹の葉に三角に包まれた涼しげな麩まんじゅうを食べることができます。

 

猛暑日が続いて夏バテ気味の最近。

麩まんじゅうで涼しさを取り戻して残暑を乗り越えましょう!

木暮

 

センスが光る…

2015年7月31日 / blog, 菓子

今日はお盆も近いので「おはぎ」についてお伝えしようと思います。

 

まず、おはぎの原型についてですが、初めのころは砂糖が高価だったため、

もち米と小豆を一緒に炊いたものだったそうです。おはぎ

 

明治時代以降、しだいに砂糖が手に入りやすくなり、

今のようなおはぎになったと言われています。

なぜ、おはぎをお供え物として用意するのかというと、

小豆には邪気を払う効果があると信じられていたため、

おはぎも邪気を払う食べ物として、先祖の供養の際に供えるようになったのが始まりだそうです。

 

おはぎを知るうえで最も面白いのは季節によって呼び方に違いがあることです!!

 

よく知られている呼び方が2つあります。

春には牡丹の花が咲くことやその花に似せて作られたことで「ぼたもち」と呼ばれ、

秋には萩の花が咲くことやその花が咲き乱れる様子から作られたことで「おはぎ」と呼びます。

 

実は、他にも呼び方があるのはご存知ですか??

あまり知られていませんが、春・秋だけではなく夏・冬にもそれぞれ違う呼び方があるのです!

センスのいい、面白い説を夏・冬1つずつ紹介したいと思います。

 

まず、夏での呼び方は「夜船」

おはぎはお餅とは違い、搗かずに出来上がって音がせず、

いつ作ったのか分からないことから「搗き知らず」と表しました。

 

夜に船がついてもわからないことを「着き知らず」と表し、

「搗き知らず」と「着き知らず」をかけて、言葉遊びから「夜船」と呼ばれるようになりました。

 

次に、冬での呼び方は「北窓」

この由来も夏の時同様、「搗き知らず」と「月知らず」をかけて、

月が見えない「北窓」と呼ばれるようになりました。

 

夏・冬に呼び方があったことにも驚きましたが、なんといっても、

昔の人のセンスの光る呼び名のつけ方にとても感動してしまいました…

 

私ももっとセンスがあればなぁ。

 

もちろん青柳でもおはぎをご購入いただけます!

皆さんもおはぎ…夜船を先祖の方のお供え物としていかがでしょうか?

木暮

 

 

記事を追加しました。【お盆】

2015年7月30日 / blog, ご案内, 菓子

「一年の行事と和菓子」ページの記事a1380_001321

「お盆」を追加しました。

 

//e-aoyagi.jp/event/%e3%81%8a%e7%9b%86

 

年間行事と和菓子の関わりをまとめたページです。

心豊かに日々の生活を過ごすために、

日本人の伝統や気質から始まった

様々な行事と和菓子について、
書いてあります。

みどり市地域の風習やマナーもわかりますので

ぜひ、ご覧ください。

 

//e-aoyagi.jp/event/%e3%81%8a%e7%9b%86

 

まだ、記事が未完成な行事もありますが
随時、更新させていただきます。

好みの違い、形の違い

2015年7月24日 / blog, 菓子

今日はきんつばの歴史と名前の由来についてお伝えしようと思います。

 

きんつばは、江戸時代中期に京都で考案されたお菓子で、

始めは今のような四角い形で薄皮を焼き付けたものではなく、

上新粉で作った生地であんこを包んだものでした。

形は丸い形だったそうです。

 

江戸に伝わると、皮に使う粉を上新粉から小麦粉に変わり、

形も江戸っ子好みの四角い形に変化したと言われています。

きんつば

今も昔も関東と関西で好みの違いはあるのですね~

確かにお餅をとっても、関東は四角い形で関西は丸い形をしていますよね…

 

私たち関東人はきっちり角を出すことが好きなのでしょうか?

実に不思議です。

 

次にきんつばの名前の由来ですが、

形が刀の「つば」に似ていることからつけられたそうです。

 

始め京都では「銀鍔(ぎんつば)」ととばれていましたが、

江戸に伝わった時に「銀より金のほうがいい」と思われ、

しだいに「金鍔(きんつば)」と呼ばれるようになりました。

 

最後にきんつばの形についてこんな情報も。

富山市の和菓子屋さんではどのお店もみんな三角形だそうです。

 

どのように三角になっているのか気になります…

 

まーる、さんかく、しかーく♪

すべてコンプリートしてみたいものです!

 

みなさんはどの形が一番なじみ深いですか?

木暮

素材の大切さ

2015年7月18日 / blog, 菓子

おはようございます。001

小倉章弘です。

 

先日、製菓学校で授業を行ってきました。

実際に、その場で菓子の作り方を見せて

生徒たちにも作らせる実習の授業です。

 

今回の授業は「栗まんじゅう」

 

まるの一粒栗を白餡で包み、

さらに小麦粉、卵、砂糖などで作った生地で包み

焼き上げた御菓子。

 

普段、自分の店で作っている配合とまったく同じもので作りました。

 

作る環境としては、最高です。

性能の良いオーブンもあり、温度管理もしっかりできます。

自店の環境より、はるかに良いのです。

 

しかし、塩梅、見た目は一見、同じようにできるのですが

実際に食べてみると、やはり、自店で作ったものの方が

美味しい!

 

自店で作ったものの方が

皮には小麦粉の風味があり、

白餡はあっさりしていて、

主役の栗の主張がはっきりとしている。

 

なぜかというと、素材自体は、学校では支給された材料を使い、

自店では、厳選したものを使用しているからでしょう。

 

もちろん、学校の素材も粗悪なものではなく、

一般の菓子屋さんが使う標準的な材料です。

 

ただ、食べ比べてしまうと

「こんなにも違うものか」と思うほど

差が出てしまうものなのです。

 

改めて、素材の重要性を感じた体験です。

 

授業自体はとても楽しめました。

学校の指導力のお陰か、マナーや返事も良く

気持ち良く、授業が進めることができ、

なつっこくて、熱心なかわいい生徒たちでした。

 

未来を背負う有望な和菓子職人が育つことを願います。

 

 

 

 

 

意外な甘党

2015年7月17日 / blog, 菓子

今日は昔懐かしい金平糖についてお伝えしようと思います。金平糖

 

まず、金平糖の名前の語源についてですが、

「砂糖菓子」を意味するポルトガル語の

「コンフェルト」だと言われています。

これが訛り、「コンペイトー」になったそうです。

 

次に歴史についてですが、

安土桃山時代にキリスト教の宣教師によって伝えられました。

 

この時代のリーダーと言えば、織田信長。

宣教師ルイス・フロイスから金平糖を大の甘党だった信長は

大変気に入ったそうです。

 

あんなに渋いハードボイルドな顔なのに甘党…

ギャップがすごいですね…

 

この時代、砂糖が貴重だったためポルトガルから何度も取り寄せていたそうです。

 

今は巷で流行っている「お取り寄せ」もこの時代はセレブ中のセレブしかできなかったんですね~

 

私も何か頑張った後はご褒美としておいしいものをお取り寄せしたいものです…

おいしいもの情報はぜひ木暮まで!!

 

皆さんも自分へのご褒美に小粒でかわいい金平糖はいかがですか?

木暮

うなぎもいいけど…

2015年7月11日 / blog, 菓子

今日はもうすぐ来る土用の丑の日にまつわるお菓子についてお伝えしようと思います。

 

土用の丑の日は春、夏、秋、冬と年に4回あります。あんころもち

その中でも、特に夏の土用の丑の日が注目されるのは、厳しい暑さを精のつく食べ物を食べて

乗り切ろうとする昔からの風習があるからだそうです。

 

土用の丑の日といえばうなぎ。

でも、他にも色々な行事食があるのはご存知ですか?

実は土用餅、あんころもちもその1つ。

 

あんころもちは、古くは宮中の習わしで、解毒作用のあるガガイモの葉を煮出した汁でもちを作り、

味噌汁に入れたものを土用の入りに暑気あたりを防ぐために食べていたようで、

これが江戸時代には旅人も食べやすいようにと一口サイズのあんころもちになったそうです。

 

夏の暑い日に味噌汁…

考えただけでも汗が出てきます。

あんころもちを考案してくれた人には頭が上がりません。

 

あんころもちの名前の由来ですが、

「あんこ」が「おもち」の「ころも」になっていることから「あんころももち」と呼ばれ、しだいに「あんころもち」になったという説や

「あんこ」の中を「転がして」、外側にあんこをつけた「おもち」だから「あんころもち」になった説など様々なものがあります。

 

日本人って縮めて呼ぶことが好きですよね。

 

だんだんと夏も本番に近づいています。

うなぎには到底手が届かない私はこの夏はあんころもちで乗り切りたいと思います!

…うなぎを私にプレゼントしてくれる方、待っています。

 

皆さんも夏バテにはご注意を~

木暮

 

さくさくふんわり

2015年7月3日 / blog, 菓子

今日は洋菓子みたいな和菓子,ブッセについてお伝えしようと思います。

ブッセ

皆さんはブッセが和菓子であることは知っていましたか?

実はブッセは正真正銘、日本で作られたお菓子なのです。

 

そのブッセの名前の由来ですが、

フランス語の一口菓子の「ブーシュ」が語源とされるという説や

木の株という意味の「ビュッシュ」が語源とされるという説などがあります。

 

とてもおしゃれな名前の語源ですね~

 

ブッセはさっくりふんわりの食感が特徴です。

その食べ方はそのまま食べるのも良し!

2枚の間に好みのあんこやクリームを挟んで食べても良し!

 

ちなみに私はブルーベリージャムとクリームチーズを挟んだブッセがオススメです!

 

実は青柳にはブッセが置いてないのです。

なので、今ブッセの試作に力を入れています。

皆さんの元に青柳のブッセがお届けできるのは近いかもしれません!!

 

乞うご期待!

木暮

水の月

2015年6月27日 / blog, 菓子

今日は水無月についてお伝えします。

 

水無月

6月のことを水無月と言いますよね。
雨が多い6月。なぜ、水の無い月なのでしょう?

 

実は、「無」は助詞の「の」の意味。
なので、「水の月」である6月なのです。
実に奥深いですね!

 

水無月というお菓子は外郎の上に小豆を散らした三角形のお菓子です。
三角の形は氷室の氷を表し、上の小豆は「悪魔祓い」の意味があります。

 

最近、肩がなんとなく思い方、カーテンが勝手に開いてしまう方、視線を感じる方…。

 

水無月を食べて改善しましょう!!
私は一切こういうことはないですが、会いたくないので必ず食べたいです。

 

ちなみに青柳でも水無月を召し上がることができます。
ぜひ!!                                                       木暮

利休?利久?

2015年6月19日 / blog, 菓子

今日は定番である和菓子の中から1つ選んでお伝えしようと思います。

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今日は利久饅頭についてお伝えします。

 

利久饅頭とは、黒砂糖の風味を生かした饅頭のことで、

糖饅頭、大島饅頭、薄皮饅頭、茶饅頭と色々な名前で親しまれています。

 

利久饅頭の名は、千利休っも好んだと言われることから名づけられたという説や、

黒砂糖を産する琉球から伝わった琉球饅頭の名が転じたという説など

色々なものがあります。

 

聞いた話によりますと、実は千利休はこの利久饅頭を実際には食べていないのだとか…。

 

この饅頭を作った和菓子職人の方が、

「この饅頭はきっと、千利休さんの好みに違いない!!

菓名に彼の名前を入れよう!

…いや、待てよ、そのまま入れたら失礼な気がするなぁ。

そうだ!!休を久に変えて使おう!」

 

…と、言って作ったという説もあります。

 

皆さんはどの説を信じますか??

木暮

つるんっと涼しく

2015年6月12日 / blog, 菓子

 

今日は見た目が涼しげな葛饅頭についてお伝えしようと思います。水ボタン文字入

 

葛饅頭は透明感とつるりとした食感が特徴の、涼感のある夏のお菓子です。

 

つるんっと食べられるので、

「甘いものはちょっと…」と思いがちの暑い季節にもありがたい一品…。

夏を先取りするようなこの暑さにやられそうな私もこのお菓子なら食べちゃいます!!

 

ちなみに、葛饅頭に桜の葉を巻いたものを「葛桜」というのはご存知ですか?

桜の葉が巻かれただけでいっそう涼しさを演出します。

 

中のあんこは、葛桜は小豆のこしあんが多く、

葛饅頭は中のあんこに色を付けて仕上げるものが多いです。

 

青柳で食べられる葛饅頭は上生菓子の「水牡丹」です。

中のあんこが淡いピンク色でとても可愛らしいです!

 

お茶のお供にいかがでしょうか?

木暮

菓子から涼しく…

2015年6月5日 / blog, 菓子

水ようかん正方形今日は今の季節にぴったりの水羊羹についてお伝えしようと思います。

 

そもそも、水羊羹は練り羊羹の水分の多いものになります。

そのため、つるんとのどごしが良く、暑い夏でも食べやすくなっています。

 

羊羹は江戸時代に寒天が発明されたことにより誕生しました。

最も代表的な和菓子の一つです。

 

シンプルな材料でごまかしがきかないので、おいしさが直で伝わります。

ここは職人の腕の見せ所です!!

 

また、加えるものを変えると様々な水羊羹が楽しめます!

 

夏はアイスに飛びつきがちですが、キンキンに冷やした水羊羹も美味です!

夏バテしそうな時は緑茶と水羊羹の組み合わせが最強です…!

 

ちなみに、青柳では和三盆入りの小豆と抹茶の2種類の水羊羹が食べられます。

ぜひ、お菓子から涼しくなって下さい~

木暮

 

上品なお味…

2015年5月29日 / blog, 菓子

今日は見た目が綺麗で可愛らしい有平糖の歴史や由来についてお伝えしようと思います。有平ら糖

 

有平糖は室町時代に南蛮菓子として、ポルトガルから長崎に輸入されてきました。

 

名前の由来はポルトガル語の「アルフェロア」という言葉からきているそうです。

アルフェロア→アルヘロア→アルヘイト→有平糖

…みたいな感じでしょうか??

 

今では茶道の添え菓子として用いられることが多く、

食べる宝石とも言われているように飴の「艶」が命だそうです。

色とりどりの艶やかな飴を食べている時の気分は実に贅沢なものですね。

 

花や鳥、蝶や水の流れなどを写実的にも抽象的にも表現している有平糖。

ぜひ、一度味わってみては??

木暮

 

すがすがしい初夏の花

2015年5月22日 / blog, 菓子

今日は私の好きな上生菓子の鉄仙(てっせん)というお菓子について鉄仙

調べてきたのでお伝えしようと思います。

 

まず、鉄仙についてですが、鉄仙は初夏に咲く花です。

まさに今の季節に咲いています。

 

花の色は白か薄紫色で6弁の花びらを持ちます。

見た目が美しいので、着物や美術品に多く用いられます。

 

次に、鉄仙(写真)につかわれている

生地についてですが、

花びらを作っている生地は外郎(ういろう)といい、

上生菓子ではよく用いられ、様々な応用ができます。

 

外郎の名前の由来は中国の元の時代に228

礼部員外郎(れいほうえんういろう)という、

薬を調達する役職にあった人物によって、

日本に伝わった薬を外郎と呼び、

この薬と見た目が似ていたことから

名前が付いたそうです。

 

…なんとも奥が深い。

 

 

他にも外郎にはいろいろな由来が存在するので、この説を信じるか信じないかはあなた次第!

 

ちなみに、青柳では鉄仙のみならず、季節によって様々な上生菓子を楽しむことができます。

 

文 木暮b59ccd54

大和芋の話

2015年5月20日 / blog, 菓子

いつもお世話になっている太田市の大和芋農家

森さんのお宅へ、当店の菓子に使用する大和芋を

取りに行ってきました。

4月から5月は「土作り」から「芋植えの作業」で

最も忙しく、かつ大和芋作りで大切な時期だそうです。yamato

 

 

群馬県太田市は全国でも有数な大和芋の生産地です。

今日はそんな大和芋の話をさせていただきたいと思います。

 

大和芋の効能

「やまと芋」は良質なたんぱく質が豊富で、

昔から「畑のうなぎ」とも呼ばれてきました。

また、「やまと芋」の特徴であるネバネバには

豊富なムチンが含まれています。

ムチンには、胃の粘膜を保護したり、

腸内で糖質や脂質の吸収を遅らせる働きがあり、

たんぱく質の消化・吸収を助け、血糖値の上昇を抑える効果が期待されます。

さらに、ビタミンBやカリウム、食物繊維等も多いため、

疲労回復、免疫力アップ、高血圧や心臓病の予防といった優れた効能が期待されます。

 

そんな大和芋ですが、

とても生産が難しいと言います。

今の季節の土作りと芋植え作業を

天候不順で、なかなか出来ずにいて、

無理にでも、作業を進めようとすると

すべての大和芋が、ダメになってしまうこともあるとか。

この土づくりと芋植え作業で

芋の品質の50%が決まるのだそうです。

 

ちなみに、大和芋にも

棒状のものと手のひらの形をしたものなどありますよね。

 

7月になってからの水撒きが十分だと、

棒状のまっすぐで節の少ない良い芋ができるのだとか。

 

森さんの大和芋にかける熱い想いを聞かせていただきました。

しかし、資本もすべてが無駄になるリスクも高い大和芋の生産。

後継者もいないのが現状だそうです。

 

他の産地のいろいろな山芋に比べ、

とても風味が強く、美味しい群馬県産の大和芋。

ぜひ、応援したいものです。

 

当店では、主に上生菓子に使用しています。

「ぐんまちゃん」にも使用しております。

商品ページはこちら↓

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お通夜、葬儀に供える49団子(知らないと恥をかく)

2015年5月19日 / blog, 菓子

功徳を積む風習20100306091314178s                  写真はイメージ

 

葬儀の喪主になる機会は

一生の間にそう何回もあるものではないですよね。

だから、知らないのも当然かもしれません。

 

だからと言って、知らないから、

大切な風習を行わなくても良いということにはなりませんよね。

 

今日はそんなお話をしたいと思います。

 

お通夜から葬儀までの間、お団子を高く持った対のお供えを見たことありませんか?

あれは、一つの盛りが49個のお団子からなっています。

(宗派によって36個の場合や使わない場合がある)

 

これは中陰法要である四十九日からきているとされています。
仏教では故人は死後49日で成仏するので、
毎日1個ずつ餓鬼や畜生に分け与えることで功徳を積むという由来があるようです。

 

昔から行われている風習やしきたりは

いろいろな意味や想いが込められているのです。

 

 

文 小倉章弘

 

 

 

 

 

最中の進化

2015年5月15日 / blog, 菓子

今日は最中について、歴史と由来を調べてきたのでお伝えしようと思います。

 

最初、最中は皮に砂糖がけしただけのものだったそうです。

 

ちなみに、皮は今も昔もお餅に熱をつけながらプレスして作ったもの。

あのパリパリの最中の皮がもちもちのお餅から出来ていることには初めて聞いたとき、

「意外だなぁ…。その発想が素晴らしい…。」

と、思ってしまいました。

 

そして、次第に皮と皮の間にあんこを挟むようになっていきました。

 

名前の由来はというと、初め、最中の皮の形は丸い物しかなく、その丸い形が十五夜の満月「最中の月」に似ていることから

その名前が付いたそうです。

 

十五夜の時は団子だけでなく、最中もいいかも…

ちなみに青柳ではめでたい最中とおおまま最中が食べられます!!

 

木暮

めで鯛最中のページはこちら↓

//e-aoyagi.jp/item/%e3%82%81%e3%81%a7%e9%af%9b%ef%bc%88%e3%81%9f%e3%81%84%ef%bc%89%e6%9c%80%e4%b8%ad

おおまま最中のページはこちら↓

//e-aoyagi.jp/item/%e3%81%8a%e3%81%8a%e3%81%be%e3%81%be%e6%9c%80%e4%b8%ad

 

 

 

 

 

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黒糖に含まれるミネラル分の秘密

2015年5月12日 / blog, 菓子

こんばんは。katiwari1
小倉章弘です。

 

今日は、ミネラル分が不足しがちな現代人には役に立つお話です。

ミネラルは人間の体内で作り出すことができないため、

食べ物から補うしかありません。

 

これから気温が高くなり、汗をかく季節。
汗からは水分だけでなく、ミネラル分も出してしまいます。

ミネラルが不足すると
「骨がもろくなる」「むくみやすくなる」「肌荒れや冷え」
「髪が抜ける・薄くなる、爪が弱くなる」
「精神的に不安定になる」

などの症状が現れると言われています。

 

そんな、あなたにおすすめの和菓子の素材をご紹介したいと思います。

黒糖が体に良いというのは、よく知られていますよね。

黒糖(黒砂糖)には、エネルギー源としての蔗糖をはじめ
カルシウム、カリウム、鉄分などのミネラルやビタミン類が多く含まれています。
このように黒糖には、私たちの健康を増進する生活活性物質が含まれ、
予防医学の面からもたいへん貴重なアルカリ性健康食品となっています。

この黒糖、
沖縄産のものが有名です。

 

その他の産地のものは似てはいても

同じ味ではありません。

どうして、沖縄産の黒糖はミネラルを多く含み、美味しいのでしょうか?

 

これは、沖縄の美しいサンゴ礁が影響していると言われています。

「生命の母 」とも呼ばれるように、海は地球上のほとんどの元素(ミネラル)を溶かし込み、

生命活動の舞台となっています。

特に沖縄の海は生命のオアシスと称されるほど、世界的に有数な珊瑚礁が形成され、

生物に欠かせない必須ミネラルの宝庫といえます。

そして、沖縄は小さな島の集まり。

海の風(潮風)が入りやすく、その潮風の入り具合でも

ミネラル分や味の深見も変わってくると言います。

 

当店でこの黒糖を使用している御菓子は

「おおまま最中」です。最中黒糖

こしあんにたっぷり黒糖を使用した餡と

大粒小豆「豊祝」を柔らかく煮込んだ粒あんの2種類を

お作りしています。

 

特にご指定がない場合は詰合せで

ご用意しておりますが

「黒糖だけ」というご指定も

お伝え頂ければ、対応できますので

ご用命ください。

商品ページはこちら→//e-aoyagi.jp/item/%e3%81%8a%e3%81%8a%e3%81%be%e3%81%be%e6%9c%80%e4%b8%ad

桃山と栗まん

2015年5月8日 / blog, 菓子

新人の木暮です。和菓子について勉強したことをお伝えしていきたいと思います。191

焼菓子の定番である桃山と栗まんについて書いていこうと思います。

 

まず、桃山。

焼菓子に桃?と疑問に思ったので調べてみると、

桃山城を建てた豊臣秀吉が作らせたことから桃山となったそうです。

お菓子を作らせるなんて、秀吉さんはとても甘党なんですね、きっと。

 

かっこいい、深い理由がある桃山の次は

栗まんについて。

 

栗まんは見た目が栗の皮に似ているからその名が付いたそうです。

なぜか、格差を感じるのは私だけでしょうか…。

栗まん応援したいですね。

ちなみに当店で食べられる桃山と栗まんのお菓子は、桃山は梅のつぶやき、栗まんは栗のつぶやきです。

お買い求めの方、桃山・栗まんについて語って下さる方、ぜひ、大間々 青柳へ!!

商品ページはこちら↓001

//aoyagikasi.sakura.ne.jp/products/detail.php?product_id=16

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