読書感想文
小学生の子供を持つ親は宿題のはかどり具合が
とても気になる時期ですね。
我が家の子供たちも追い込みで
私は読書感想文を見ることになりました。
ここで、職人の心得にも通じるお話をしたいと思います。
脳力開発を教える久家邦彦さんに教えていただいたことで、
「成果を出すための教えるコツ」というものがあります。
それは次の4つのことを意識させ、
考えさせながら教えるのです。
①why(なぜ?)、目的
②what(何を)、目標
③How to(方法)、やり方
④Do it now(今すぐすること)
もちろん、小学生相手に「目的は?」「目標は?」と聞いても
「?????」
となってしまうでしょうから、教える側が
上記の4つを意識して、教えてあげればいいのです。
例えば、私の場合、①の目的は
・自分の考えや感想を文字化する力を身につけさせる。
・ゴールから考える癖をつけさせる。
・全体像をつかむ力を身につけさせる。
・本を読み、書く喜びを体験させる。 などなど。
4つの中で最も大事なのがこの①「目的」です。
例えば、目的が「宿題を早く終わらせる」
であれば、ほとんど、手伝ってしまうことだってあるかもしれませんし、
「入賞させる」ことを目的にするならば、子供が感じたことを
大きく変更させたり、厳しいことを言わなければならないかもしれません。
目的自体が曖昧であれば、子供を振り回す発言しか言えなくなるかもしれません。
目的が間違っていれば、違う方向に導いてしまうかもしれません。
仕事、職人の技術に関しても同じです。
「なぜ、このやり方なのか?」
「なぜ、これをするのか?」
目的が明確であれば、応用、汎用もききます。
言われたことしかできない。なんてこともなくなります。
「なぜ?」whyは仕事もコミュニケーションも教育も
とても大切なんですね。
長くなるので今日はこの辺で。
続きは後日。
えっ。子供の読書感想文はどうしたって?
もちろん、完成しましたよ。
本人曰く、「お父さんはいい質問するんだよなあ」
「いいのができたよ」「入賞しちゃうかもね」
残念ながら直接、言ってくれないのはさびしいけれど、
とても嬉しい言葉をいただきました。
ただ……。
本人はとても納得して書き上げたようですが
入賞するにはちょっと、……。
変わった感想だったんです。
個性を大事にしました(笑)