パティシエ世界一
2007年1月26日 / 読書
東京自由が丘「モサンクレール」の厨房から
辻口博啓 浅妻千映子 著
“成功の9ステップ “の著者であり、コヴィ博士の”7つの習慣”を
日本に紹介したジェームス・スキナー氏によると
自分が求めたい結果を出している人から
「違いをもたらす違い」をみつけ、学ぶことが成功の近道である。
と言っていました。その私にとって、求めている結果を出している人、
その一人が辻口さんです。
彼は和菓子でなく、洋菓子ですが元は和菓子屋の息子。
和の素材も積極的に使っています。
和菓子と洋菓子の境界線は結構なくなってきているように感じます。もちろんとことん和菓子をとことん追求する人もいるし、
辻口さんのように和と洋、それ以外にも様々な分野から
いろいろなアイデアを取り入れ、新しいものを作っていく人もいます。
私は辻口さんのようなスタイルをめざしているので
このような結果を出している人にとてもあこがれます。
この本は辻口さんの人柄を知るのにとってもよい、
その上、簡単なレシピも載っているからお得です。(笑)
実際に読んでみてこの人の菓子に対する情熱と夢、明確な目標、そして努力は半端じゃないと思いました。
私の師匠も修行の始めに「仕事でどんなことが大事ですか?」
と質問したとき、「情熱だ」といっていましたが
まったくその通りという感じです。
正直「こんなこと真似できない」と思ってしまいましたが
やはりこのくらいの結果を出す人は半端じゃない情熱と努力と目標を
持っています。同じ結果がほしければとにかくやるしかない。
そんなことを改めて考えさせられました。
パティシエ世界一―東京自由が丘「モンサンクレール」の厨房から 辻口 博啓、浅妻 千映子 他 (2002/05) 光文社 |