お盆
地上に戻ってくるといわれています。
先祖の精霊をお迎えし、供養をする期間を、お盆とよんでいます。
(当店の地方では、8月13日~16日)
お盆は、伝統的な農耕儀礼や、
祖先のお祀りの習慣などが融合して、
今の形態へと発展しました。
神道の要素もあり、先祖供養の儀式もありと、さまざまな面がみられます。
それゆえ、地方色が強く反映されています。
お盆やお彼岸などの供養の場面では「おはぎ」がつきものです。
小豆の色は「邪気を祓う」とはるか昔の先人からの言い伝えがあるからです。
故人が亡くなってから初めて迎えるお盆を新盆(初盆)といいます。
お盆の供養は毎年行われますが、
新盆は故人が亡くなってはじめての里帰りとなりますから、
祭壇や盆棚(精霊棚)を設けて
盆提灯などの華やかな飾り付けをして盛大に行われるのが一般的です。
新盆を迎えるときには、近所の方や知人、親族などのお客様を
自宅に招くことが多いものです。
その時に持ち帰っていただく、御菓子を用意しておくのが一般的です。
もともとは、おはぎやまんじゅうを持って行ってもらうものでしたが
近年は、お盆期間中に訪れるお客さまの分をまとめて用意しておく
ことのほうが多いので、日持ちの良い御菓子を用意しておくことが
多くなりました。
当店では、夏場ですので「水まんじゅう」(日持ち10日)や
「水ようかん」(日持ち20日)、または「甘夏ゼリー」(日持ち20日)
を2ケ入りにしてパックに入れて、お持ちいただくお客さまが多くなっています。
もちろん、ご自宅に迎えたお客さまへ、「供養のために、おひとつどうぞ。」と
おはぎを召し上がっていただくのもお忘れなく。
お客様側として訪れる場合に
持って行くものも、近年では様々なものがありますが
やはり、菓子折りが便利なのは
帰省の手土産も兼ねて、お線香をあげに行くことが多いからでしょう。
地域の銘菓やおすすめ、話題の御菓子は、
話題も膨らみ、ご先祖様も、喜ぶことかと思います。