「2015年」の記事

つるんっと涼しく

2015年6月12日 / blog, 菓子

 

今日は見た目が涼しげな葛饅頭についてお伝えしようと思います。水ボタン文字入

 

葛饅頭は透明感とつるりとした食感が特徴の、涼感のある夏のお菓子です。

 

つるんっと食べられるので、

「甘いものはちょっと…」と思いがちの暑い季節にもありがたい一品…。

夏を先取りするようなこの暑さにやられそうな私もこのお菓子なら食べちゃいます!!

 

ちなみに、葛饅頭に桜の葉を巻いたものを「葛桜」というのはご存知ですか?

桜の葉が巻かれただけでいっそう涼しさを演出します。

 

中のあんこは、葛桜は小豆のこしあんが多く、

葛饅頭は中のあんこに色を付けて仕上げるものが多いです。

 

青柳で食べられる葛饅頭は上生菓子の「水牡丹」です。

中のあんこが淡いピンク色でとても可愛らしいです!

 

お茶のお供にいかがでしょうか?

木暮

菓子から涼しく…

2015年6月5日 / blog, 菓子

水ようかん正方形今日は今の季節にぴったりの水羊羹についてお伝えしようと思います。

 

そもそも、水羊羹は練り羊羹の水分の多いものになります。

そのため、つるんとのどごしが良く、暑い夏でも食べやすくなっています。

 

羊羹は江戸時代に寒天が発明されたことにより誕生しました。

最も代表的な和菓子の一つです。

 

シンプルな材料でごまかしがきかないので、おいしさが直で伝わります。

ここは職人の腕の見せ所です!!

 

また、加えるものを変えると様々な水羊羹が楽しめます!

 

夏はアイスに飛びつきがちですが、キンキンに冷やした水羊羹も美味です!

夏バテしそうな時は緑茶と水羊羹の組み合わせが最強です…!

 

ちなみに、青柳では和三盆入りの小豆と抹茶の2種類の水羊羹が食べられます。

ぜひ、お菓子から涼しくなって下さい~

木暮

 

上品なお味…

2015年5月29日 / blog, 菓子

今日は見た目が綺麗で可愛らしい有平糖の歴史や由来についてお伝えしようと思います。有平ら糖

 

有平糖は室町時代に南蛮菓子として、ポルトガルから長崎に輸入されてきました。

 

名前の由来はポルトガル語の「アルフェロア」という言葉からきているそうです。

アルフェロア→アルヘロア→アルヘイト→有平糖

…みたいな感じでしょうか??

 

今では茶道の添え菓子として用いられることが多く、

食べる宝石とも言われているように飴の「艶」が命だそうです。

色とりどりの艶やかな飴を食べている時の気分は実に贅沢なものですね。

 

花や鳥、蝶や水の流れなどを写実的にも抽象的にも表現している有平糖。

ぜひ、一度味わってみては??

木暮

 

すがすがしい初夏の花

2015年5月22日 / blog, 菓子

今日は私の好きな上生菓子の鉄仙(てっせん)というお菓子について鉄仙

調べてきたのでお伝えしようと思います。

 

まず、鉄仙についてですが、鉄仙は初夏に咲く花です。

まさに今の季節に咲いています。

 

花の色は白か薄紫色で6弁の花びらを持ちます。

見た目が美しいので、着物や美術品に多く用いられます。

 

次に、鉄仙(写真)につかわれている

生地についてですが、

花びらを作っている生地は外郎(ういろう)といい、

上生菓子ではよく用いられ、様々な応用ができます。

 

外郎の名前の由来は中国の元の時代に228

礼部員外郎(れいほうえんういろう)という、

薬を調達する役職にあった人物によって、

日本に伝わった薬を外郎と呼び、

この薬と見た目が似ていたことから

名前が付いたそうです。

 

…なんとも奥が深い。

 

 

他にも外郎にはいろいろな由来が存在するので、この説を信じるか信じないかはあなた次第!

 

ちなみに、青柳では鉄仙のみならず、季節によって様々な上生菓子を楽しむことができます。

 

文 木暮b59ccd54

大和芋の話

2015年5月20日 / blog, 菓子

いつもお世話になっている太田市の大和芋農家

森さんのお宅へ、当店の菓子に使用する大和芋を

取りに行ってきました。

4月から5月は「土作り」から「芋植えの作業」で

最も忙しく、かつ大和芋作りで大切な時期だそうです。yamato

 

 

群馬県太田市は全国でも有数な大和芋の生産地です。

今日はそんな大和芋の話をさせていただきたいと思います。

 

大和芋の効能

「やまと芋」は良質なたんぱく質が豊富で、

昔から「畑のうなぎ」とも呼ばれてきました。

また、「やまと芋」の特徴であるネバネバには

豊富なムチンが含まれています。

ムチンには、胃の粘膜を保護したり、

腸内で糖質や脂質の吸収を遅らせる働きがあり、

たんぱく質の消化・吸収を助け、血糖値の上昇を抑える効果が期待されます。

さらに、ビタミンBやカリウム、食物繊維等も多いため、

疲労回復、免疫力アップ、高血圧や心臓病の予防といった優れた効能が期待されます。

 

そんな大和芋ですが、

とても生産が難しいと言います。

今の季節の土作りと芋植え作業を

天候不順で、なかなか出来ずにいて、

無理にでも、作業を進めようとすると

すべての大和芋が、ダメになってしまうこともあるとか。

この土づくりと芋植え作業で

芋の品質の50%が決まるのだそうです。

 

ちなみに、大和芋にも

棒状のものと手のひらの形をしたものなどありますよね。

 

7月になってからの水撒きが十分だと、

棒状のまっすぐで節の少ない良い芋ができるのだとか。

 

森さんの大和芋にかける熱い想いを聞かせていただきました。

しかし、資本もすべてが無駄になるリスクも高い大和芋の生産。

後継者もいないのが現状だそうです。

 

他の産地のいろいろな山芋に比べ、

とても風味が強く、美味しい群馬県産の大和芋。

ぜひ、応援したいものです。

 

当店では、主に上生菓子に使用しています。

「ぐんまちゃん」にも使用しております。

商品ページはこちら↓

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お通夜、葬儀に供える49団子(知らないと恥をかく)

2015年5月19日 / blog, 菓子

功徳を積む風習20100306091314178s                  写真はイメージ

 

葬儀の喪主になる機会は

一生の間にそう何回もあるものではないですよね。

だから、知らないのも当然かもしれません。

 

だからと言って、知らないから、

大切な風習を行わなくても良いということにはなりませんよね。

 

今日はそんなお話をしたいと思います。

 

お通夜から葬儀までの間、お団子を高く持った対のお供えを見たことありませんか?

あれは、一つの盛りが49個のお団子からなっています。

(宗派によって36個の場合や使わない場合がある)

 

これは中陰法要である四十九日からきているとされています。
仏教では故人は死後49日で成仏するので、
毎日1個ずつ餓鬼や畜生に分け与えることで功徳を積むという由来があるようです。

 

昔から行われている風習やしきたりは

いろいろな意味や想いが込められているのです。

 

 

文 小倉章弘

 

 

 

 

 

最中の進化

2015年5月15日 / blog, 菓子

今日は最中について、歴史と由来を調べてきたのでお伝えしようと思います。

 

最初、最中は皮に砂糖がけしただけのものだったそうです。

 

ちなみに、皮は今も昔もお餅に熱をつけながらプレスして作ったもの。

あのパリパリの最中の皮がもちもちのお餅から出来ていることには初めて聞いたとき、

「意外だなぁ…。その発想が素晴らしい…。」

と、思ってしまいました。

 

そして、次第に皮と皮の間にあんこを挟むようになっていきました。

 

名前の由来はというと、初め、最中の皮の形は丸い物しかなく、その丸い形が十五夜の満月「最中の月」に似ていることから

その名前が付いたそうです。

 

十五夜の時は団子だけでなく、最中もいいかも…

ちなみに青柳ではめでたい最中とおおまま最中が食べられます!!

 

木暮

めで鯛最中のページはこちら↓

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おおまま最中のページはこちら↓

//e-aoyagi.jp/item/%e3%81%8a%e3%81%8a%e3%81%be%e3%81%be%e6%9c%80%e4%b8%ad

 

 

 

 

 

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黒糖に含まれるミネラル分の秘密

2015年5月12日 / blog, 菓子

こんばんは。katiwari1
小倉章弘です。

 

今日は、ミネラル分が不足しがちな現代人には役に立つお話です。

ミネラルは人間の体内で作り出すことができないため、

食べ物から補うしかありません。

 

これから気温が高くなり、汗をかく季節。
汗からは水分だけでなく、ミネラル分も出してしまいます。

ミネラルが不足すると
「骨がもろくなる」「むくみやすくなる」「肌荒れや冷え」
「髪が抜ける・薄くなる、爪が弱くなる」
「精神的に不安定になる」

などの症状が現れると言われています。

 

そんな、あなたにおすすめの和菓子の素材をご紹介したいと思います。

黒糖が体に良いというのは、よく知られていますよね。

黒糖(黒砂糖)には、エネルギー源としての蔗糖をはじめ
カルシウム、カリウム、鉄分などのミネラルやビタミン類が多く含まれています。
このように黒糖には、私たちの健康を増進する生活活性物質が含まれ、
予防医学の面からもたいへん貴重なアルカリ性健康食品となっています。

この黒糖、
沖縄産のものが有名です。

 

その他の産地のものは似てはいても

同じ味ではありません。

どうして、沖縄産の黒糖はミネラルを多く含み、美味しいのでしょうか?

 

これは、沖縄の美しいサンゴ礁が影響していると言われています。

「生命の母 」とも呼ばれるように、海は地球上のほとんどの元素(ミネラル)を溶かし込み、

生命活動の舞台となっています。

特に沖縄の海は生命のオアシスと称されるほど、世界的に有数な珊瑚礁が形成され、

生物に欠かせない必須ミネラルの宝庫といえます。

そして、沖縄は小さな島の集まり。

海の風(潮風)が入りやすく、その潮風の入り具合でも

ミネラル分や味の深見も変わってくると言います。

 

当店でこの黒糖を使用している御菓子は

「おおまま最中」です。最中黒糖

こしあんにたっぷり黒糖を使用した餡と

大粒小豆「豊祝」を柔らかく煮込んだ粒あんの2種類を

お作りしています。

 

特にご指定がない場合は詰合せで

ご用意しておりますが

「黒糖だけ」というご指定も

お伝え頂ければ、対応できますので

ご用命ください。

商品ページはこちら→//e-aoyagi.jp/item/%e3%81%8a%e3%81%8a%e3%81%be%e3%81%be%e6%9c%80%e4%b8%ad

桃山と栗まん

2015年5月8日 / blog, 菓子

新人の木暮です。和菓子について勉強したことをお伝えしていきたいと思います。191

焼菓子の定番である桃山と栗まんについて書いていこうと思います。

 

まず、桃山。

焼菓子に桃?と疑問に思ったので調べてみると、

桃山城を建てた豊臣秀吉が作らせたことから桃山となったそうです。

お菓子を作らせるなんて、秀吉さんはとても甘党なんですね、きっと。

 

かっこいい、深い理由がある桃山の次は

栗まんについて。

 

栗まんは見た目が栗の皮に似ているからその名が付いたそうです。

なぜか、格差を感じるのは私だけでしょうか…。

栗まん応援したいですね。

ちなみに当店で食べられる桃山と栗まんのお菓子は、桃山は梅のつぶやき、栗まんは栗のつぶやきです。

お買い求めの方、桃山・栗まんについて語って下さる方、ぜひ、大間々 青柳へ!!

商品ページはこちら↓001

//aoyagikasi.sakura.ne.jp/products/detail.php?product_id=16

FMぐんまアナウンスセミナー

2015年3月28日 / blog, なんでも日記

こんばんは。FMぐんま研修

小倉章弘です。

 

ブログの更新はしばらくぶりになりますね。

 

先日、FMぐんまの現役アナウンサーが

出張して研修をしていただく、

「接客、電話の対応、マナー講座」を受けました。

 

どんなに良い商品を作り、技術を磨いても

それを販売する人間の対応が悪ければ、

価値が伝わらないですからね。

 

今回の研修は

きめ細やかな要望にもカスタマイズしてくれる

とてもすばらしいものでした。

 

最近は県外からのご注文やお問い合わせも多いので、

全国標準で品格のある言葉使いやマナーも教えていただきました。

 

また、ロールプレイで

実際に講師の先生が

様々なお客さんになって、その対応し、

この時は、こうしたほうが良いですよ。などと

具体的にポイントをご指導いただいたので

イメージしやすく、かつ、課題が明確になりました。

 

新人のスタッフも入り、職場間でのコミュニケーションについても

教えていただきました。

 

今回学んだことは、

仕事に生きることはもちろんのこと、

スタッフ一人ひとりの人生で活用できるスキルなので

とても価値のある時間を過ごすことができたと思います。

 

一流の菓子を作る技術はもちろんのこと、

一流の接客、対応、コミュニケーションができる人間になり、

また、そういった人材を育てていける環境を作ることにがんばります!!

 

 

邪気を祓い、福を招く

2015年2月1日 / blog, 菓子

こんにちは。節分上生

小倉章弘です。

 

 

節分が近づいてきましたね。

 

近年は、豆まきより、恵方巻きのほうがメインの

ような雰囲気になっていますが、、、。

 

あなたは、そんなありきたりの節分で満足ですか?

 

今日ご紹介する菓子は

節分をもっと厳粛にかっこよく楽しむ。

 

そんな方におススメな上生菓子です。

 

「お多福」は薯蕷(じょうよ)まんじゅう製こしあん

 

「赤鬼」「青鬼」は薯蕷きんとん製粒あん

 

お気に入りのお皿にのせて
優雅な時間を過ごす。

間違いなく、「福を招く」
時間の使い方ですね。

 

「和菓子の美味しさ、楽しさ、感動を伝える」
「和菓子を通して、人々の心を豊かに幸せに!」

 

御菓子司 大間々 青柳
小倉章弘

 

//e-aoyagi.jp/

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