大和芋の話

2015年5月20日 / blog, 菓子

いつもお世話になっている太田市の大和芋農家

森さんのお宅へ、当店の菓子に使用する大和芋を

取りに行ってきました。

4月から5月は「土作り」から「芋植えの作業」で

最も忙しく、かつ大和芋作りで大切な時期だそうです。yamato

 

 

群馬県太田市は全国でも有数な大和芋の生産地です。

今日はそんな大和芋の話をさせていただきたいと思います。

 

大和芋の効能

「やまと芋」は良質なたんぱく質が豊富で、

昔から「畑のうなぎ」とも呼ばれてきました。

また、「やまと芋」の特徴であるネバネバには

豊富なムチンが含まれています。

ムチンには、胃の粘膜を保護したり、

腸内で糖質や脂質の吸収を遅らせる働きがあり、

たんぱく質の消化・吸収を助け、血糖値の上昇を抑える効果が期待されます。

さらに、ビタミンBやカリウム、食物繊維等も多いため、

疲労回復、免疫力アップ、高血圧や心臓病の予防といった優れた効能が期待されます。

 

そんな大和芋ですが、

とても生産が難しいと言います。

今の季節の土作りと芋植え作業を

天候不順で、なかなか出来ずにいて、

無理にでも、作業を進めようとすると

すべての大和芋が、ダメになってしまうこともあるとか。

この土づくりと芋植え作業で

芋の品質の50%が決まるのだそうです。

 

ちなみに、大和芋にも

棒状のものと手のひらの形をしたものなどありますよね。

 

7月になってからの水撒きが十分だと、

棒状のまっすぐで節の少ない良い芋ができるのだとか。

 

森さんの大和芋にかける熱い想いを聞かせていただきました。

しかし、資本もすべてが無駄になるリスクも高い大和芋の生産。

後継者もいないのが現状だそうです。

 

他の産地のいろいろな山芋に比べ、

とても風味が強く、美味しい群馬県産の大和芋。

ぜひ、応援したいものです。

 

当店では、主に上生菓子に使用しています。

「ぐんまちゃん」にも使用しております。

商品ページはこちら↓

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