立秋を過ぎて
こんばんは。
上生菓子を100倍楽しむために、
製法という視点から紹介しています。
一般の方には「上生菓子」=「煉切」という
イメージが強いようなので
他にもいろいろな製法があり、
当店では、様々な上生菓子をお作りしているので、
店頭だけでは、説明しきれない部分を
このブログでご紹介させていただいています。
今日ご紹介する製法は
「羊羹」
上生菓子で作る場合、
棹物(さおもの)に代表するように
羊羹と別の生地を流し合わせて
作る場合が多いですが
今日の御菓子は黄身あんの中に
柿羊羹を賽の目に切ったものを入れた餡玉を
別に丸く薄く伸ばした羊羹をのせて
整えたもの。
上には煉切餡で作ったヘタをのせ、
昆布で枝を表現しています。
まだまだ、暑いですが
暦の上では立秋を過ぎ、
秋の気配を感じる御菓子になり始めました。