”涼”を楽しむ上生菓子2
小倉章弘です。
上生菓子を100倍楽しむために、
製法という視点から紹介しています。
一般の方には「上生菓子」=「煉切」という
イメージが強いようなので
他にもいろいろな製法があり、
当店では、様々な上生菓子をお作りしているので、
店頭だけでは、説明しきれない部分を
このブログでご紹介させていただいています。
今日ご紹介する製法は
「錦玉」(きんぎょく)
錦玉といっても、
様々な製法がありますが
基本のベースは寒天に砂糖を加えた御菓子のこと。
これらに、果汁、寒梅粉、道明寺粉、葛‥、、と
様々なものを加えることで、食感や味に変化を持たせることができます。
写真の御菓子は「水鏡」
上部はスタンダードな錦玉ですが
下部には柚子味の羊羹との二層になっています。
寒天のなかにこのように涼しげな羊羹や餡、豆などで
デザインすれば、様々なものが出来上がります。