歯切れの良いお餅
小倉章弘です。
上生菓子を100倍楽しむために、
製法という視点から紹介しています。
一般の方には「上生菓子」=「煉切」という
イメージが強いようなので
他にもいろいろな製法があり、
当店では、様々な上生菓子をお作りしているので、
店頭だけでは、説明しきれない部分を
このブログでご紹介させていただいています。
今日ご紹介する製法は
「京ういろう」
「ういろう」(外郎)というと
名古屋の名物が有名ですが
それより、上生菓子で作る外郎は
食べ口、歯切れを良くしたもの。
というイメージでしょうか。
伸ばした生地に餡を入れて、畳むという
二通りの製法があります。
上の写真は味噌あんを包餡して作った
「鬼灯:(ほおずき)
下の写真は丸く伸ばした外郎に
粒あんをのせて、へらで整形した
「鉄仙」(5~6月の菓子)です。
例えば、茶会の御菓子をご注文いただく場合、
製法で選ぶ。
というのも、一つの方法です。