当店の想い

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和菓子のおいしさ、楽しさ、感動を伝えたい

当店は昭和41年12月に父(小倉義美)が大間々の地に創業し、地元の方々の喜び、悲しみなど、人生様々な節目に関わるお菓子を作り続けてまいりました。

私は子供のころから甘い物は好きでしたが、和菓子の魅力など、 まったく、感じたことなどありませんでした。
そんな私がこのお店の2代目として、継ぐことを決めた理由も、それが親孝行だ。
それだけで、自分の店で何を作っているのかさえ知らぬまま、父が尊敬する和菓子店に修行に行きました。

しかし、そこで出会った師匠や菓子によって、 私の人生は本当の意味で始まりました。

「和菓子作りで一番大切なものは何ですか?」

師匠に尋ねると

「人を喜ばせたいという強い“情熱”だね。“情熱”があれば技術はあとからついてくる」

その言葉を聞いたとき、全身に電気が走ったかのような感覚がありました。

右も左も分からないような高校を卒業したばかりの私にとって訪れるお客さんが店頭に並ぶ菓子を見て、パッと表情が笑顔になり「わ~きれい~」「美味しそう~」とつぶやく姿やお金を頂いているのに「いつも美味しいお菓子をありがとう」とお礼を言われる日々があまりにも新鮮で感動したことを今でも覚えています。

これらの言葉と体験が私の原点です。

和菓子は“季節感”を最も感じられる業種であると思っています。
「春夏秋冬」「花鳥風月」「年中行事」…

先人から引き継がれた“感性”。

何気なく歩く散歩道に咲く花を見て、季節を感じ豊かな気持ちになれる。
そうなれたのも和菓子に関わることが出来たからです。

和菓子は美味しく、楽しく、感動するものです。
これを皆さんに伝えたいがために日々、和菓子作りに邁進しています。

全国に認められた技術

○初代、2代目ともどども国家資格である菓子1級技能士を持つ。

○第1回「選・和菓子職」認定。
全国和菓子協会が主催する「ドイツのマイスター制度」のようなものを日本でも。
そんな想いを込めてスタートした全国統一の公平に技術を審査する制度。
全国より141名の精鋭の和菓子職人が応募した中から、19人が選ばれました。
小倉章弘はその第一期合格者であり、群馬県でも最初の合格者となりました。

○平成20年第3回「豆を用いた和洋菓子コンテスト」においても
全国よりプロが出品した101作品の応募の中から「大賞」を受賞。
「創造性」や「素材を生かす」ことで高い評価をいただいております。○平成21年4月には群馬テレビ「技に迫る」に出演しました。

○看板商品『まゆの詩』は全国菓子大博覧会において、

第22回では中小企業庁長官賞を受賞
第24回では農林水産大臣賞を受賞しました。

○『どら焼き』は第19回全国菓子大博覧会において『金賞』受賞

○東日本製菓技術専門学校で和菓子の講師を務める。

○全国の和菓子、洋菓子、パンの業界人が読む月刊誌「製菓製パン」にて

連載記事(テーマは「かわいい和菓子集」)を掲載。(平成28年1月号~12月号まで)

○ものづくりマイスター認定

梅田南小学校、新里北小学校で講師を務める。