中秋の名月

日本では、古くから秋の名月を鑑賞する「お月見」の風習があります。d7abcc09-s
お月見というと旧暦八月十五日の十五夜がもっとも有名ですが、
日本では古来もうひとつ旧暦九月十三日の十三夜もまた
美しい月であると重んじていました。

(旧暦が基準のため、新暦では、毎年、日にちが異なります)

 
中秋の名月(十五夜)はもともと中国で行われていた行事が
日本に伝来したものですが、十三夜の月見は日本独特の
風習だそうで一般に十五夜に月見をしたら、
必ず十三夜にも月見をするものともされていました。
これは十五夜だけでは、「片月見」といって忌まれていたからです。

十五夜はサトイモ、サツマイモなど、芋の収穫期にあたることから

その収穫の感謝の気持ちを込めて、芋を供えることが多いため「芋名月」と
呼ばれています。

 

十三夜は「栗名月」とか「豆名月」と呼ばれています。
これもその収穫期にあたり、お供えとして栗や豆を、神棚などに供えるからです。

 

私の世代の田舎では、子供の頃、友達同士で近所を回り、飾ってある
団子やけんちん汁、御菓子やジュースを
もらって回ったそうです。
さらにさかのぼり、父の時代は
竹の先に釘をつけ、ご近所の団子を見つからないように
さしてとってきて食べていたそうです。
飾ってある家の人もそれを承知で
「ああ。お供え物をお月さんが食べてくれたんだ」といって喜び、
地域のひとつの行事として行なっていたようです。
今そんなことをすれば大騒ぎでしょうが(笑)
もともとは自然への感謝、畏怖心を重んじる先人達がはじめた
行事が地域のコミュニティーや子供たちの余暇の楽しみとして
受け継がれてきたようです。

 

「月見団子」をお供えする数は

十五夜が「15ケまたは、5ケ」

十三夜が「13ケまたは、3ケ」です。

 

当店では、サイズが(大、中、小)と3つのサイズで販売しております。

食べやすさでは、小さいものが喜ばれますが

団子が好きな方に言わせれば、大きいものの方が上新粉の香りが強く、

美味しい。と言っていただいています。

 

その日、または翌日までに、食べきれない分は

潰す、または1~1,5センチ厚くらいに切り、ラップをして

冷凍しておくことができます。

食べるときは、レンジなどで解凍し、焼いて

醤油、または甘醤油を付けて召し上がり下さい。

フライパンでバター醤油で焼いても美味しいです。

個人的には、カレー粉をかけて、食べるのが好きです(笑)

 

月見団子のご注文は店頭、または電話で承っています。

月見まんじゅうも同じです。

 

但し、月見のイベントや茶事用の上生菓子は

ホームページの「季節の上生菓子」から

ご注文いただき、コメント欄に

「月見にちなんだ創作菓子」と記入していただければ

そのように、ご対応させていただいています。

 

こちらから→「季節の上生菓子」

 

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