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脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術

2019年6月23日 / 読書

今月の前半、半年ぶりくらいの休みらしい連休を過ごした。

コメダ珈琲で朝食をとりながら、読書をし、

ランチをとりながら勉強する。

映画を観る。

あやめが咲き、鳥のさえずりが聞こえる大室公園で自然を満喫しながら、散歩をする。

充実した2日間。

 

思えば、この半年強、休日らしい休日のない、忙しい日々だった。

まったく、余暇が取れず、健康を害しては、

本来、ありがたいはずの忙しさも、感謝できなくなってしまう。

 

仕事は人生の中で最も大きく、重要であることに

間違いはないが、人生バランスは大切だ。

余暇を楽しむ時間、家族とゆっくり過ごす時間、、。

これらの時間も人生にとって必要だ。

 

しかし、1日が誰しも平等に24時間であることは変えることができない。

 

現在の自分にとって大きな課題は

「時間管理」だ。

 

良書を見つけ、オーディオブックで聞いたので

学んだことを書き記したいと思う。

 

樺沢紫苑 著

「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術」

である。

 

著者は精神科医であり、脳科学や心理学に精通している人物で

以前に、北海道の友人が薦めていた方の本だ。

 

今まで読んだ時間管理の本の中で

最も実践しやすく、わかりやすく、そして新しい視点をもたらしてくた本となった。

 

その新しい視点とは時間を一次元的な流れだけで見るのでなく、

時間+集中力という2次元で見ることだ。

 

時間管理を単に時間という1次元的にとらえては

1日24時間という壁にぶつかってしまう。

しかし、「集中力」があるときに

「集中力」を必要とする仕事を行うことで

効率が2倍~4倍になり、

1日24時間という壁を乗り越えることができると。

 

具体的には

集中力は起床後、約2~3時間くらいが最も高く、

「脳のゴールデンタイム」だという。

この時間に集中力が必要な仕事を

先に行ってしまおうという提案だ。

集中力が必要な仕事と集中力を必要としない非集中仕事を配分するだけで

効率が大きく変わるという。

 

また、集中力の低下をリセットするという方法もある。

通常、集中力が100→120にするのは難しいが

50に落ちたものを80にするのは簡単だということだ。

日本人はがんばるのは得意であるが

休まずに仕事をし続けることで集中力が落ち、

結果、パフォーマンスも落ちてしまうという

悪循環を多くの人が起こしていると著者は言う。

 

その「集中力のリセット」で大切なのが

「睡眠」「有酸素運動」だという。

 

どうしても忙しいと「睡眠時間を削る」という

選択をとってしまうが、結果的に効率の悪い仕事になってしまい、

通常の状態の倍もの時間をかけて、同じ仕事量しか

出来ないことが起こると言うのだ。

それ以外にも睡眠時間を削る弊害はあるという。

睡眠時間が不足すると健康を害す。

がんのリスクが6倍、脳卒中のリスクが4倍、心筋梗塞が3倍

高血圧が2倍、糖尿病が3倍にもなるという。

ここまでリアルな数字をあげられれば、睡眠時間を削るという愚行は行わなくなるだろう。

 

また、ほどよい「有酸素運動」も

集中力のリセットには良いそうだ。

適度な有酸素運動のあとは

脳のゴールデンタイムと同じ状態の集中力になれるという。

 

その他

様々な集中力をコントロールする

テクニックも書かれている。

 

タイムウォッチ等を使い、時間を区切りながら

仕事を行う。

人は残り時間が迫ると集中力が高まるという。

そこで、期限の時間をしっかり設定することが大事だという。

 

例えば、ある仕事を60分間行うとすると

その時間の中で最も集中力が高くなるのは

期限時間の後半の部分だけであるが

これを15分×4に時間を分けて

タイマーをセットして行えば

4回期限があることで

集中力が高い場面4回あるということになる。

 

もちろん、仕事の内容などによって

短すぎると逆に、集中力が上がってこないものも

あるだろうから、その仕事の内容や自分のリズムとで

時間の調整は必要だろうが

大切なのは時間を設定することだ。

時間を区切らないと、「締め切り効果」という

恩恵を受けられないと。

 

実際に、自分の仕事で、包餡作業など

ひたすら、長時間、同じ作業を行うような時、

何分割かに分けて、作業すると

休まず、行った場合より、早く終わることも体験した。

 

他にも様々なテクニック書かれていて

とても学びが深く、実践的、効果的な本であった。

 

これらを実践することで

仕事を倍にした上に

充実した余暇を10倍増やせる生活できるようにしよう。

 

 

 

素直さについて

2016年7月30日 / 読書

あなたにとって 「素直さ」とはどういうものでしょう?

・従順な人?

・純粋な人?

・頑固じゃない人?

人によって、いろいろな定義があるかも知れません。

 

多くの人が「素直さ」とは「従順」に近い意味でとらえてしまってはいないでしょうか?

 

そういう意味では、個人主義、自己主張が強い、という現代人には

ほど遠いものにものになっているでしょう。

 

ただ、本当の「素直さ」とはそういうものではありません。

 

 

さて、今日は、久しぶりに「読書」ネタです。

稲盛和夫さんの著書「京セラフィロソフィ」をご紹介します。41NNb9rI1XL._SX284_BO1,204,203,200_

 

最近は、この稲盛さんの著書にはまり、何冊も読んでいます。

稲盛さんは、セラミックの技術屋としてスタートし、

その技術にほれ込んだ仲間たちが、資金を出して、会社を立ち上げ、

「稲盛和夫の技術を世間に問う」ことを目的として始まった会社です。

 

しかし、創業して3年後、ある出来事をきっかけに

技術屋のロマンを捨てて、

「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類社会の進歩発展に貢献すること」

という会社の目的・経営理念に変えました。

 

私も職人であるから、よくわかりますが、

技術屋として働いてきて、しかもその技術を広めることを目的としてスタートしたのに

そのロマンを捨て、経営者としての責任のほうを優先するということは、

決して、簡単なことではないと思います。

そんな決断をできる人だからこそ、京セラやKDDIなどの会社を成功させ、JALの再建も成功させることが

できたのではないでしょうか。

そんな素晴らしい経営者であるからこそ、

「素直さ」について語る資格が十分にあるのではないでしょうか。

 

稲盛和夫さんは著書の中で「素直さ」についてこう書いています。

 

 

「素直な心とは、自分自身のいたらなさを認め、そこから努力するという謙虚な姿勢のことです」

 

「とかく、能力のある人や気性の激しい人、我の強い人は、往々にして人の意見を聞かず、

たとえ、聞いても反発するものです。しかし本当に伸びる人は、素直な心をもって人の意見をよく聞き、

常に反省し、自分自身を見つめることのできる人です。」

 

「私は『素直な心』というものは進歩の親だと思っています。素直な心がなければ、人間は成長、

進歩していかないからです。」

 

とにかく、経営とは何か?をとても考えさせられる本です。

経営にかかわっている人でなくても

「心を高める」ために、人として成長するために、とても素晴らしい本だと思います。

 

 

 

世界一やさしい 不動産投資の教科書 1年生

2015年12月3日 / blog, 読書

お友達の浅井 佐知子さんがDSC_0009

本を出版されたので

ご紹介します。

 

タイトルは

「世界一やさしい 不動産投資の教科書 1年生」

 

不動産鑑定士の浅井佐知子さんが

初心者、素人にもわかりやすい言葉で

不動産投資を教えてくれる本です。

 

私のような投資の知識が浅く、

不動産と聞いただけで、敷居を高く感じてしまう人間にも

とても理解しやすく、全体像もイメージできるような本です。

 

将来のために行動する初めの一歩を

やさしく後押ししてくれる、、、。

そんな本だと思います。

 

本日まで、アマゾンキャンペーンもしていて

お得な特典もついてくるようです。

(ちなみに、当店の和菓子も(笑))

 

ぜひ、これを機会に読んでみてはいかがですか?

 

//www.asaibook.com/1/

 

 

 

 

 

 

出版記念キャンペーン

2014年11月12日 / blog, なんでも日記, 読書

こんばんは。10671438_1515274625389161_6608739558698103351_n

小倉章弘です。

 

私のメンタル面での師匠、久家邦彦さんが

11月下旬。フォレスト出版から

「なぜ、あなたの思考は現実化しないのか?」という本を出版されます。
出版に先立ち、出版記念キャンペーンをされます。

ワークショップ動画(38,000円相当)も300名にプレゼントされます。
推薦文を私も書かさせていただいています。是非、ごらんになってください。

//marugen.tokyo/book

 

ベイビーステップに学ぶ

2014年10月19日 / blog, なんでも日記, 読書

こんばんは。DSC_1172

小倉章弘です。

以前も書きましたが、

アニメの「ベイビーステップ」にはまっています。

 

テレビもファーストシーズンが終わってしまい、

来春まで続きが見れなくなってしまったので

とうとう、単行本の漫画をまとめて、借りてしまいました。

 

第2巻のセリフから引用

 

「テニスは玉を打ったときの感覚と、その球がどこに落ちたかという認識。この二つが備わった確かな一球を打って初めて上達する。この一球の蓄積こそが上達なんだ」

 

この上達の秘訣は、他の様々なことに、適用できます。

例えば、和菓子の技術も、このように捏ねたら、この火加減なら、この硬さなら…。という感覚で作った場合、

どのような商品に出来上がったか、という認識をしっかり確認する。

これの繰り返しでもあります。

「試す」→「計測する」の繰り返しともいえます。

 

上達の遅い、またはしない人は、特にこの「認識」という部分や「計測」を怠ります。

 

タイトルの通り、「ベイビーステップ」のように

小さな歩みの積み重ねでしかないのですよね。

 

脳力開発の分野でも、言われているようですが、

一気に上手くなろうとしたり、

大きな変化を起こそうとすると、潜在意識が邪魔をして

もとのセルフイメージに戻ろうとしてしまうそうです。

 

だから、小さな成功を積み重ね、少しづつ、セルフイメージを

あげていく。

まさに、ベイビーステップを繰り返し、

その一つひとつを認識していく作業大切なんですね。

 

 

ユリウス・カエサルに学ぶ③

2014年9月3日 / blog, 読書

こんにちは。410NZ6E00QL

小倉章弘です。

前回のブログ、(ユリウス・カエサルに学ぶ①)

ユリウス・カエサルに学ぶ②)に引き続き、

魅了して止まないユリウス・カエサルという人物と

そこから学んだことを紹介させていただきます。

 

・あなたのロールモデルは誰ですか?

・あなたは戦略的思考ができますか?

 

なかなか、自分の考えだけで物事を判断するには

限界がある。

どうしても、今までの経験の中で積み重ねた

固定観念が、邪魔をして、高い視点で物事が考えられなくなるときがある。

 

そんなときに、自分が尊敬し、大好きな偉人なら、どう考えるだろうか?

 

そういう思考をすると、高い視点、抽象度の高い考え方ができると学んだことがある。

 

考えに詰まったとき、「ユリウス・カエサルなら、どう考えるだろう?」

そう問いかけることで、自分がなんて小さいこと、低いレベルのことで

考え込んでいるのだろう。

と、はっとすることがある。

 

紀元前58年から51年までになされたガリア戦役を

主人公であるカエサル自ら書いた『ガリア戦記』は

カエサルの人となりを表し、

どのような視点で物事を見て、判断、行動しているのかが

とても伝わってくる。

 

特に学べる部分はカエサルの

・戦略的思考

・リーダーシップ

・簡潔、明晰、洗練されたエレガンスな文章力

の3つだ。

 

現代の成功している事業家たちは

”孫子の兵法”などを学び、戦略的思考ができる人だと言います。

 

 

カエサルは『ガリア戦記』の中で、なぜ、このような判断をしたのか、

などの理由も書いている。

自軍の数倍から10数倍の数の敵に対しても勝ち、

しかも、兵士の死者も、できる限り、少なく戦う方法で戦っている。

 

もちろん、常に勝っていたわけではない。

一時的な敗戦もある。

しかし、失敗でさえ、

次の大きな勝利に、うまく生かすことができるという戦略の天才なのだ。

 

個人的には、まるで、その戦いの中にいるような

感覚にすらなり、引き込まれるこの文章を読んだほうが

よほど、戦略的思考を身に付ける本を読むより、

臨場感を感じて、戦略的思考が身につくと思う。

 

・リーダーシップ

・簡潔、明晰、洗練されたエレガンスな文章力

 

はまた、後日。

 

 

 

 

ユリウス・カエサルに学ぶ②

2014年8月23日 / blog, 読書

こんばんは。410NZ6E00QL

小倉章弘です。

前回のブログ、(ユリウス・カエサルに学ぶ①)に引き続き、

魅了して止まないユリウス・カエサルという人物と

そこから学んだことを紹介させていただきます。

 

・あなたはお金とどう向き合っていますか?

 

カエサルは生涯、自分の考えに忠実に生きることを自ら課した男であり、

ローマ世界の新秩序の樹立の土台を作った男だ。

 

そんな彼の”お金”に対する態度はとてもユニークだ。

 

古今の史家や研究者たちにとって

カエサルには、大きな謎が2つあると言う。

「女」と「金」だそうだ。

カエサルはけしてその時代の基準では美男ではないという。

それなのに、あれほどに女にモテ、

しかもその女たちの誰からも恨まれなかった、ということらしい。

このブログでは、この部分は省略するが

カエサルは

「なぜ、あれほどの莫大な借金をしたのかよりも、なぜ、あれほどもの

莫大な額の借金をできたのか」だそうである。

権力もなかった時期に、彼は天文学的な額の借金をしていたといいます。

その使い道は、学びのため、女性へのプレゼント、そして、一番大きいのは

自腹を切っての公共事業に使っていたそうだ。

それでも彼は、お金の大切さは理解していながらも

けしてお金の奴隷になる男でなかった。

しかも、あの時代に、強奪もせず、重税も課さず、

金持ちになる道を開発した男である。

 

それを象徴するカエサルのお金に対する態度の物語が興味深い。

 

「あの人が、カネの問題で訪れた連中相手にどう対するのかを眼にするたびに、

私の胸の内は敬意でいっぱいになるのだった。それは、あの人がカネというものに

対してもっていた、絶対的な優越感によるのだと思う。」

「あの人は、カネに飢えていたのではない。他人のカネと自分のカネの区別を

しなかっただけなのだ。あの人の振る舞いは、誰もがあの人を支援するために

生まれてきたのだという前提から出発していた。

私はしばしば、カネに対するあの人の超然とした態度が、

債権者たちを不安にするよりも、彼らにさえ、伝染する様をみて驚嘆したものだ。

そういう時のあの人は、かの有名な、カエサルの泰然自若、そのものだった。」

 

あなたは、この話から、何を学び、感じ取りましたか?

 

ユリウス・カエサルに学ぶ①

2014年8月9日 / blog, 読書

こんばんは。

小倉章弘です。

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あなたの好きな歴史上の人物は誰ですか?

 

そう聞かれたら、文句なしに「ユリウス・カエサル」と

答えます。

 

紀元前100年、ローマの貴族の家に生まれたカエサル。

共和政に幕を引き、壮大なる世界帝国への道筋を引いた

不世出の創造的天才。

塩野七生さんの描く、ユリウス・カエサルを読んでいると

著者と同様に魅了され、惚れ混んでしまいます。

//www.amazon.co.jp/dp/4101181586

 

数年ぶりに再読してみましたが

やはり、夢中になって読んでしまいます。

 

彼の言動、洞察には

たくさん学ぶことがありますが

今日はその一つ、

「カエサルという男は一つのことを一つの目的でやる男でないのである」

という部分を紹介します。

 

よく、「二兎を追う者は一兎をも得ず」といいますが、

これは欲を出して同時に二つのことをうまくやろうとすると、

 

結局はどちらも失敗することのたとえ、です。

 

しかし、カエサルは、やること、集中することは一つだが

結果的にいくつかの目的を達成してしまうのだ。

 

ここで重要なことは、必ず、カエサルは「私益」「他益」「公益」を同時に行おうとしていること。

 

以前に、何度もこのブログで触れていることだが

「自分も良くて、他人もうれしい」さらに社会にとって良いことであれば、

うまくいここと間違いなし。とある有名な成功者の言葉の通りだ。

 

自分自身、過去を振り返ると

うまくいったことは、この原則に従っていたことだった。

 

紀元前のはるか昔の人間が

すでにこのような原則を活用しているのだ。

 

本の世界にどんどん、はまっていく、、、

ああ、眠れない(笑)

「豊かに成功するホ・オポノポノ」を読んで

2014年4月16日 / blog, 読書

51tFm4niHtL__AA300_豊かに成功するホ・オポノポノ」を読んで。
~ハワイに伝わる問題解決技法~

 

あなたはどんな問題でも
とてもシンプルな方法で解決できるとしたら
うれしいと思いませんか?

 

この本はとてもスピリチュアルな内容なので
違和感を感じる方は読み飛ばして下さい。

 

もちろん、信じなくて結構な話です。

 

ただ、自分自身が
とても救われた本なので、ご紹介します。

 

この本が薦める実践することは

・100%自分の責任として考える
・「ごめんなさい」「許してください」「ありがとう」「愛してます」
この4つの言葉をつぶやく。

 

 

ただのこれだけです。

「えっ、これだけ?」

 

そうなんです。
これだけなんです。

 

恥ずかしい話ではありますが
あまりにも心無い言葉に、心を乱してしまい、
しばらくの間、やり場のない怒りや悔しい気持ちに
心を支配されてしまって、どうにも苦しくて苦しくて
仕方がない状態が続いていました。
この感情がどんなに愚かで破壊的で良くない感情だと知っていながら…。
そんな時に出会ったのがこの本でした。

 

この本の著者、ヒューレン博士が言うには

世の中に起こる問題は「潜在意識の中の情報(過去の記憶)の再生」によって起こる。

と言っています。

人の潜在意識の中には宇宙誕生から今日までのすべての生命の記憶が含まれていて、
その記憶が毎秒毎秒立ち上がってきていて、その記憶が思考や感情に
影響を及ぼしているといいます。

 

すなわち、すべての原因は自分の「外」にあるのではなく、
自分の潜在意識の「なか」にあるというのです。

ホ・オポノポノではこの自分の中にある記憶(情報)に対して
「ごめんなさい、許してください、ありがとう、愛してます」の4つの言葉をいうことで
その記憶(情報)を消去できると教えているのです。

 

まさに「ホントかな?」と疑いたくなる話です。

 

そして、この記憶を消し続けることで
本来、誰もが持っている「神聖なる存在」から光が届き、インスピレーションを受け取り
その人がその人らしい本来の姿の生き方ができるようになると。

 

自分自身、現実に、この言葉を自分の心に言い聞かせることで
あれだけ、コントロールを失い、苦しかった感情が
少しづつ、楽になっていくの感じました。

 

そして、埋もれていて、隠れていた新しい芽も育ちはじめ、
いろいろなことが、上手く回りだすのを感じています。

 

大きなものを失っても、原則を守り続けていれば
以前より、さらに良いものが与えられる。

本当にそういうものなんだなあ。とつくづく感じました。

 

自分に、そして関わった人々に心を込めて、伝えたい。

 

「ごめんなさい」
「許してください」
「ありがとう」
「愛しています」

 

行動力がない人、継続力がない人などいない。

2013年9月29日 / blog, なんでも日記, 読書

l_02こんにちは。小倉章弘です。

2日間で、3つの勉強会(セミナー)に行ってきました。

場所は東京、新宿。

 

高層ビルがならび、多くの人たちがたくさんいて

ついつい、田舎者なので、キョロキョロしてしまいます。(笑)

 

その勉強会のひとつ、いつもお世話になっている久家さんの話で

特に心に響く、ためになる話があるので、ご紹介します。

 

 

71,000人以上の個別コンサルティングやコーチング。カウンセリングを担当してきた

久家さんは言いました。

「行動力がない人、継続力がない人、情熱がない人などいない。」と。

 

私も以前は、なにもやる気が起きず、無気力になってしまうことが多々ありました。

調子が良い時はやる気に満ちているのだけれど、

ちょっとしたことがきっかけで、何もやる気が起きない。

そんな自分に自己嫌悪になり、悪循環がおこる…。

 

 

でも、今はほとんど、そんなことはなくなりました。

 

 

久家さんがしてくれた話は「そういうことだったのか」と

とても腑に落ちる話だったのです。

 

 

たとえ話ですが

「6億円の宝くじ」が当たったとします。

ただし、よく見ると期限は今日まで。

明日になると、ただの紙切れになってしまいます。

しかし、外は大型の台風で吹き荒れています。

誰にも頼むことができないとして

あなたは交換に行きますか?

 

 

もちろん、私はイエスです。

みなさんはどうですか?

 

 

宝くじの交換所があと200メートルというところまできて

車が故障。向こうのほうにお店が見えています。

嵐吹き荒れる中、あなたは歩いていくしかありません。

あなたはそれでも行きますか?

 

 

「イエス」or「ノー」??

 

 

いろいろなものが飛んできて、

足元のものにつまずき、あなたは

転んでしまい、捻挫をしてしまいました。

あなたはそれでも行きますか?

 

「イエス」or「ノー」?

 

 

ほとんどの人が這ってでも行くと答えるのではないのでしょうか?

 

このたとえ話で言いたいことは

みんな「6億円」の価値を知っていて

それを手に入れる方法も知っている。

ということなのです。

 

この荒れ模様の中で、足は捻挫で痛くてつらい。

でも、心の中はどうでしょう?

6億円の使い道でワクワクして、顔がニヤけていませんか。

 

 

それを見たまわりの人はどうでしょう。

「あの人、頭おかしくなったんじゃないか?」

って見てるかもしれません。

 

 

そうなのです。

 

 

自分の今、やっていること、やろうとしていることの

目的が明確で、その価値を知っていて

それを手に入れる方法が知っていれば

どんな状況であろうと

行動力、継続力、情熱がない人などいないのです。

もちろん、時間は必要です。

 

要は

『知っているか、知らないか』なのです。

 

でも、ほとんどの人が

今、自分がやっていること、やろうとしている夢や願望の

本当の価値に気づいている人がほとんどいないというのです。

 

だから、途中であきらめてしまったり、

やる気を失ったりしてしまうのです。

 

 

体調を崩してみて

はじめて、健康のありがたみを痛感したことなど

ありませんか?

 

当たり前の日常の中にも

6億円と同じか、それ以上の価値があることに

気づかずにいませんか?

 

久家さんは

私が望む未来の価値とそれを手に入れる方法を教えて下さいました。

まわりの人はどう見るかわかりませんが

もう、わくわくしてたまりません(笑)

 

 

これは私や限られた人だけの話ではありません。

誰にでも「価値」と「方法」を知ってしまえば

行動力も継続力も情熱も

無理やりやろうとせずに、自然とわいてくる力なのです。

 

「知っているか、知らないか」が8割

 

あとは「やるか、やらないか」が2割

 

シンプルに言ってしまえば、そういうことなのです。

 

もちろん、自己責任ですよ。(^^)

 

 

 

追伸:

東京に行くときは、電車に乗っている時間や

空き時間にカフェに寄っているときの読書が

とっても楽しみです。

その時に読んだ本

マクドナルドの創業者「レイ・ロック」著の自伝

「成功はゴミ箱の中に」の一説を最後に書いておこうと思います。

 

 

「やり遂げろ、この世界で継続ほど価値のあるものはない。

才能は違う、才能があっても失敗している人はたくさんいる。

天才も違う、恵まれなかった天才はことわざになるほどこの世界にいる。

教育も違う、世界には教育を受けた落伍者があふれている。

信念と継続だけが全能である。」                          

 

 

 

勝ち組の共通項

2013年8月31日 / 読書

DSC_0294南部恵治さん著

「勝ち組の共通項」を読みました。

南部さんが言う「勝ち組」とは

「富」と「幸せ」と「健康」を手に入れた人。

人生を楽しいゲームとしてとらえている人だと言います。

特に「強運」の持ち主。

そしてその強運は特定の生まれ持った能力のある人だけのものでなく

引き寄せるコツをつかめば、誰にでも身につけられると言います。

そのコツとは近道を知っている人に教えてもらう。

 

言葉にしてしまうと簡単ですが

うまくいっている人はみんなそうしているということ。

あらゆることの原則はいたってシンプル。

ちょっとした微差が大差を生むのですね。

「人」も「お金」もついてくるリーダーの哲学

2013年8月25日 / 読書


井上裕之先生の

「人」も「お金」もついてくるリーダーの哲学を読みました。

 

私も小さいなりにも組織のリーダーを務める人間として

やはり、リーダー哲学は学ばねばなりません。

リーダーの器以上に組織は成長しないと言われますからね。

 

この本は一流のリーダーを目指す人のために

実際に結果を出しているリーダーの考え方(哲学)、原理原則が

分かりやすく書かれていた本でした。

 

一流と三流の分岐点と偉人の格言とが

スムーズに深いところに入ってくるように

シンプルにリズミカルに書かれていて、

繰り返し読めるように、しかも飽きさせないようにと

井上先生の思いやりが伝わるような文章です。

 

そして内容は身が引きしまる厳しいものも当然あります。

そこまでするのか、というくらいストイックなところも満載です。(笑)

 

 

ただ、一流のリーダーになるのは

才能ではなく、努力で誰にでもなりえるという

希望も勇気も湧いてくる本です。

 

井上先生が言われている通り、

「良いことは素直に受け入れ、実行していくことが、成長するための

何よりの早道。」

 

私は、この「素直さ」について書かれていた章が特に響きました。

ここを何度も繰り返し読むだけでも本代のもとは十分とれるんじゃないかと(笑)

 

ぜひ、大小にかかわらず、組織のリーダーをしている人は

読んだほうがいいですね。

 

追伸:写真は2年前、井上先生との2ショット♪

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西の魔女が死んだ

2008年8月3日 / 読書

西の魔女が死んだ (新潮文庫) 西の魔女が死んだ (新潮文庫)
(2001/07)
梨木 香歩

商品詳細を見る

最初からとてもリアルに主人公の見える情景が目の前に五感を通して伝わってきて
物語の世界へあっという間に吸い込まれてしまった。
主人公「まい」は感受性が強く、生きにくいタイプの子。
それが自分の子供の頃にもかぶって、どんどんこの物語に引き込まれてしまう。
現代の人間がたくさんのものを得た代わりに
失ってしまったものをもう一度思い出させてくれる。
そんな物語。
敏感で真っ直ぐであるがために学校(社会)になじめない主人公が
田舎のおばあちゃんと自然の中で暮らすことによって学ぶ、
人が長い間に自然から教わり先人から受け継がれてきた生活の知恵や基本。
規則正しい生活をすることによって生命のリズムに目覚める主人公「まい」
ものすごく当たり前のことではあるけれども
一朝一夕でできることではない魔女修行。
現代の能力開発にものすごくかぶる部分があると思う。
おばあちゃんの「生きること」「死ぬこと」の考えが
ものすごく説得力があり、心の深いところに浸みこんでゆく。
幸せに生きていくための道しるべになってくれる。
映画化されて、都市部ではもう公開されているようですが
群馬ではまだ始まっていないようです。
うちの子には少々早い内容かもしれませんが
家族で観てこの映画から受け取ったものを
話し合えるとより大きな学びが得られるとだろうなあ。
感動のラスト。
涙がこらえられませんでした。
悲しいことではあるけれども
すっきりした気持ちになれました。
こんなに気持ちのいい余韻が
いつまでも残るこの本に出合えたことは
最高の幸福ですね。

裏庭

2008年9月16日 / 読書

「西の魔女が死んだ」を読んでその著者、梨木香歩さんのすっかりファンになり、
今度はこの「裏庭」を読んだ。

裏庭 (新潮文庫) 裏庭 (新潮文庫)
(2000/12)
梨木 香歩

商品詳細を見る

西の魔女がとてもわかりやすく読みやすかったので
それに比べると少々難しい。
でも物語のスケールの大きさ、心の複雑な描写はとても惹きつけるものがある。
著者はおそらく、カウンセラーや心理学のような知識にとても精通している人なんだと思う。
日本と西洋、生と死、男と女、昔と今、現実世界と異界…。
様々な対比が複雑に絡み合い、とても頭も使う(笑)
「癒し」についても、ちまたの薄っぺらいものでなく、本質にせまり、重みのあるものを
描いている。
少女の孤独な魂が「裏庭」という舞台で冒険の旅に出て
本当の自分に出会う、というファンタジー作品。
この本も最後のほうにぐっと来るところがある。
著者にまた「やられた」と言いたくなる(笑)
こういう作品は大好きだ。

モモ

2008年5月29日 / 読書

モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37) モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)
(1976/09)
ミヒャエル・エンデMichael Ende

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またまた久しぶりの更新です。
連日、忙しい毎日が続くとついつい、一つ一つの仕事や家族との時間を
大切に心に感じながら過すことを怠りそうになります。
そんな時に戒めとなってくれる物語です。
「時間とは生きるということ、そのものなのです。そして人のいのちは心を住みかとしているのです」
このような難しいテーマを子供でも楽しめるように書かれた本です。
まあ。子供がどのくらい理解できるかはわかりませんが
我が子にももう少し大きくなったらぜひ、読んでもらいたい1冊でした。
ジブリ映画にもなりそうな、いや、ぜひともしていただきたい物語です。
「時計というのはね、人間ひとりひとりの胸の中にあるものを、きわめて不完全ながらも
まねて象ったものなのだ。光を見るためには目があり、音を聞くためには耳があるのと
同じに、人間には時間を感じとるために心というものがある。そして、もしその心が
時間をかんじとらないようなときには、その時間はないのとおなじだ。」

この言葉がとても胸に響いてきた。
この本のとても哲学的で引き込まれる空想の世界は大好きです。
とくに道路掃除夫ベッポの言葉には共感してしまうなあ。
まさにわたしにとって不朽の名作だね。

頭の整理がヘタな人、うまい人

2008年2月26日 / 読書

頭の整理がヘタな人、うまい人 (だいわ文庫)
(2006/06)
樋口 裕一

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この本を読んだのは
まさに私は頭の整理がヘタな人だからだ。
帯タイトルには
「言いたいことがうまく言えない人」は必読!!
と書いてあり、即決で購入してしまった。
この本に書かれている通り
頭の中を整理し、自分が何に悩み、何が問題点なのか、どのような解決法が
あるのかを明確にすれば、無駄に悩むことがなくなると思うからだ。
著者は論理力という、「相手を説得し、自分が得たいものを得るための手段」を
教えてくれる。
かつて読んだ本の中でもこれほど、様々なことに応用できる本は
なかったであろう。
それとも応用できる力が自分に身についたということだろうか。
自分で言うのもなんですが。

きむら式 童話のつくり方

2008年3月17日 / 読書

童話のつくり方 (講談社現代新書) 童話のつくり方 (講談社現代新書)
(2004/03/21)
木村 裕一

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えっ、いつから童話作家にめざしてるかって?
いやいや、そういう動機でこの本を手に取ったわけではないんです。
確かに子供に絵本を読んでいると
自分がこの子に今一番伝えたいことを物語にできたらなあ。と思ったり、
子供を喜ばすのに絵本のストーリーをパロディーにして
受け狙いしようと思い、「おなら」ネタはとても喜ぶのだけど
それ以上の広がりがなく、貧困な発想しかできない自分にがっかりする時などに
自分でも物語が作れたらなあ。と思うことはある。
でも一番の動機は和菓子にまつわる物語が作りたいから。
お店で発行しているニュースレターの副タイトルにも書いてある
私の使命というか、こんな役割を果たしたいなみたいなものがあります。
「日本には様々な年中行事があります。
我々はそこから自然への感謝や祈りの心、
畏怖心を学んできました。
近年は生活スタイルが大きく変わり、「大切な何か」をついつい忘れてしまいます。
時代が変わり、形は変われども「本当の豊かさ」を和菓子で伝えていけたら…」

この年中行事も様々な物語と一緒に語り継がれています。
古くから残る和菓子のほとんどはいろいろな物語、神話、いわれと
共に現代に伝わっています。
生活スタイルが変われば当然、忘れられてしまうもの、
変わってしまうものもあります。
それを現代に受け入れやすい形に新しく自分で創り出していけたら…。
ものがたりは人に伝わりやすいんですよね。
著者も言っています。
「どうしてそれをストーリーにするかというと、理解させるのではなくて、
感じさせる、思わせる、そのためだ。言葉でわかることと心で思うことは違う」
この言葉にとてもしびれました。
この本は技術的なことも書かれていますが
著者の童話に対する哲学みたいなものに触れることができ、
とても良い刺激になりました。
この本に書かれているように日常の生活の中から
面白いものを見つけようと意識してみるだけでも
普段の生活がより楽しいものになりそうです。
そしてこの本の知識によって何倍も映画などのストーリーが
楽しめるようになりました。

コンサルタントの質問力

2009年5月25日 / 読書

また、しばらく更新が途絶えてしまいましたね。
ひたすら作ることに精いっぱいの日々も
とりあえず、落ち着き、
5月、6月は自分を磨き、知識を蓄える
貴重で楽しい季節がやってきました。
テレビ放映を終えて
自分のおしゃべり下手には
つくづくお恥ずかしい。
長い時間、質問を受けたわけですが
緊張と徹夜明けで頭が真っ白になり、
自分が何を質問されているのか
理解できないような状態でした。
編集を上手にしていただいたので
「堂々として話していたね」との感想をいただきましたが
実際はかなり、言葉につまり、たどたどしかった。
あまりにしゃべりが下手なので
本当ならしゃべる技術を学ばなければならないのだろうけど
なぜか、質問する技術のほうが興味深い。
最適な質問によって得られる情報はアイデアの源、
宝の山だからだ。
当然、その方がインセンティブがある。
以前にも「質問力」に関する斎藤孝さんと大前 研一さんの本を読んだことを紹介した。
再び、また最近、同じことに痛感したので
今度は野口吉昭さん著の
「コンサルタントの質問力」

コンサルタントの「質問力」 (PHPビジネス新書) コンサルタントの「質問力」 (PHPビジネス新書)
(2008/03/19)
野口 吉昭

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タイトル通り、コンサルタントに必要な「質問力」について語られてはいるが
コンサルタントに限らず、仕事ができる人間になるために必要なとても
大切なことが語られていると感じました。
質問によって相手の中にあるものを引き出し、整理し、「見える化」させて
みずから動き出す方向にもっていくことのできるこの「質問力」
ぜひ、身につけたいですね。
これだけ新しい価値を生み出す力が必要とされている今の時代。
自分にも化学変化を起こすことができるようになるかな(笑)

心に響くことば

2009年7月4日 / 読書

自己啓発書や哲学書などによく引用される
19世紀のアメリカを代表する思想家、ラルフ・ウォルド・エマソンのことばは
いつも心に深く響いてきました。
その代表作のひとつ、『自己信頼』を読みました。

自己信頼[新訳] 自己信頼[新訳]
(2009/01/26)
ラルフ・ウォルドー・エマソン

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真理は自分の内にあり、付和雷同(一定の主義・主張がなく、安易に他の説に賛成すること)せず、
常に自己をよりどころとして主体的に生きるべきであるというエマソンの主張が凝縮された1編として、
エマソンの代表作のひとつに数えられている作品だそうです。
特に自分の心に響き、熱くさせ、エネルギーを与えてくれた言葉をあげてをこうと思います。
「自分の考えを信じること、自分にとっての真実は、すべての人にとっての真実だと
信じること  それが天才である」
「心の中で確信していることがあるなら、声に出して語るがよい。
そうすれば、それは普遍的な意味を持つようになるだろう。」
「私たちの中に宿る力は、まったく新しい種類のものであり、
それを使って何ができるかを知っているのは本人だけだが、
実際にやってみるまでは本人でさえ、それが何かはわからない。」
「あるものが記憶に残るのは、それがおさまるべき場所が自分の中にあったからだ。
目が一条の光を捉えたのは、その光の存在を証明するためだ。」
「自分の仕事にまごころをこめ、最善を尽くすなら、心は安らぎ、晴れやかになるが、
そうでない言行からは心の平安は得られない。そのような態度は何も生み出さない。
それでは才能にも見捨てられ、詩神の助けも得られず、創造も希望も生まれないだろう。」
「偉人たちは常にそうしてきた。
彼らは子どものように時代の精神に身を委ね、自分の心の中に完全に信頼できるものが鎮座し、
それが自分の手を通してはたらき、自分の全存在を支配していることを示してきた。」
「偉大な人とは、たとえ群集の中にあっても、ひとりのときと同じ独立心を保ち、
にこやかな態度で人と接することのできる人である。」
「いま考えていることを断固として語りたまえ。そして明日は、たとえ今日言ったことの
すべてと矛盾していても、そのときに考えていることを断固として語るのだ。」

等々…。
宝のことばがたくさん書かれている。
自分の考えを徹底的に信じられる人がどれだけいるだろうか。
利己的にではなく、我を押し通すのでもなく、
調和をもたらし、謙虚な心で自分が本当に望むことをできる。
エマソンの思想は大きな勇気と希望を与えてくれました。
良い本に出会いました。笑顔

マインドマップ 2

2006年11月24日 / 読書

再びマインドマップの話。
今日はざっと先日紹介した3冊の簡単な説明。

どんどん右脳が目覚める!不思議なノート法 どんどん右脳が目覚める!不思議なノート法
トニー ブザン (2003/04)
きこ書房

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この本はトニー・ブザンのマインドマップにたどり着くエピソードから
仕組み、基礎、活用法、効果、可能性などマインドマップに対する興味や期待のモチベーションをあげるにはとても良いかもしれない。
入り口的な本だと私は思う。

あなたのアタマから嫌でもアイディアが飛び出してくる! あなたのアタマから嫌でもアイディアが飛び出してくる!
トニー ブザン (2003/08)
きこ書房

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この本は今回読んだ3冊の中で一番夢中に読んだ本です。
「創造力を磨く」というのがメインのテーマで
そのツールの一つにマインドマップという強力なものがある
という本でした。創造力を磨くアイデアがたくさん
載っていてとても楽しく読めました。

記憶力・発想力が驚くほど高まるマインドマップ・ノート術 記憶力・発想力が驚くほど高まるマインドマップ・ノート術
ウィリアム・リード (2005/09/02)
フォレスト出版

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この本はとてもバランスがとれていて良くまとまった本。
マインドマップ参考書的な感じ。
ウイリアム・リードという日本に深くかかわりのある人が書いた本。
マインドマップの基礎からわかりやすく書かれている。
特に右脳を使うためのイラストを描くコツ、アイデアが豊富に載っていてとても良かった。
興味がある方はぜひ読んでみて下さい。

セブン-イレブンの「16歳からの経営学」

2007年1月8日 / 読書

セブン-イレブンの「16歳からの経営学」
著者 勝美明   先生 鈴木敏文 野中郁次郎 
この本は、ジャーナリストを職業とし、
高校生の息子の父親でもある著者が
若い世代に向けて、「経営とはどういうものか」について
書いた本である。
だから、私のように学のないものにとって、難しい用語や
数字などをならべられるような本よりはとても入っていきやすい。
経営学初心者にはわかりやすい本だ。
経営学は会社という組織がとる行動や行為をいろいろな面から説明
しようとする学問であるといわれる。その行為、行動は人間によって
もたらされるため、経営学は”人間学”的な部分が大きい。
だから複数の人間の集まる組織、家庭、学校、様々な場面に
応用できる。私にとって一番の目的は自分のお店の経営に
役に立てたいための勉強ではあるが子供の教育という面でも
とても役に立つ内容であった。
その中でも特に大きな刺激、気付きとなったものは
「顧客のために」と「顧客の立場で」の違い。
そして「仮説とは顧客の立場になりきって自分の思いを投影したもの」
”自分はどう思うのか””自分は何をやりたいのか”という思いから
現場で仮説を日々生み出していくセブン・イレブンの仕事の仕方は
大いに参考になった。
そしてそれが独りよがりにならないために、
鈴木さんはいつも口癖のように「常に自分自身を客観的に見ろ」
と言っているそうだ。専門用語では「メタ認知」というそうだが
「一段上の」「超えた」もう一人の自分から客観的に
自分を見つめていくこと。主観的視点と客観的視点の
バランスよく持つことが大切だと言っている。
この本は商売、経営に関する基本が盛りだくさん。
現場のパートやアルバイトの実例の話なども盛りだくさん。
コンビニの仕事ってこんなに楽しそうなものなのか
と思ってしまう。
なんだか商売の初心を思い出したようでワクワクしてきた。
この本も当たりだね。

パティシエ世界一

2007年1月26日 / 読書

東京自由が丘「モサンクレール」の厨房から
      辻口博啓 浅妻千映子  著
“成功の9ステップ “の著者であり、コヴィ博士の”7つの習慣”を
日本に紹介したジェームス・スキナー氏によると
自分が求めたい結果を出している人から
「違いをもたらす違い」をみつけ、学ぶことが成功の近道である。
と言っていました。その私にとって、求めている結果を出している人、
その一人が辻口さんです。
彼は和菓子でなく、洋菓子ですが元は和菓子屋の息子。
和の素材も積極的に使っています。
和菓子と洋菓子の境界線は結構なくなってきているように感じます。もちろんとことん和菓子をとことん追求する人もいるし、
辻口さんのように和と洋、それ以外にも様々な分野から
いろいろなアイデアを取り入れ、新しいものを作っていく人もいます。
私は辻口さんのようなスタイルをめざしているので
このような結果を出している人にとてもあこがれます。
この本は辻口さんの人柄を知るのにとってもよい、
その上、簡単なレシピも載っているからお得です。(笑)
実際に読んでみてこの人の菓子に対する情熱と夢、明確な目標、そして努力は半端じゃないと思いました。
私の師匠も修行の始めに「仕事でどんなことが大事ですか?」
と質問したとき、「情熱だ」といっていましたが
まったくその通りという感じです。
正直「こんなこと真似できない」と思ってしまいましたが
やはりこのくらいの結果を出す人は半端じゃない情熱と努力と目標を
持っています。同じ結果がほしければとにかくやるしかない。
そんなことを改めて考えさせられました。

パティシエ世界一―東京自由が丘「モンサンクレール」の厨房から パティシエ世界一―東京自由が丘「モンサンクレール」の厨房から
辻口 博啓、浅妻 千映子 他 (2002/05)
光文社

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鏡の法則

2006年12月18日 / 読書

鏡の法則  /  野口嘉則 著
表紙の帯のタイトル通り、涙してしまった。
「現実に起きる出来事は、一つの『結果』です。
『結果』には必ず『原因』がある。
という昔からよく言われる「原因」と「結果」の法則を
実話をもとにした子供のいじめに悩む母親の短いストーリー。
子育てや夫婦間など様々な人間関係の問題を解決する
大きなヒントを教えてくれる本だ。
子供のことや人間関係で悩み、とてもつらいときが
あったら、この本を読んでみるといいよ。
と妻に渡しておこう。

鏡の法則 人生のどんな問題も解決する魔法のルール 鏡の法則 人生のどんな問題も解決する魔法のルール
野口 嘉則 (2006/05/10)
総合法令出版

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裏・お金の現実

2006年11月30日 / 読書

裏・お金の現実  /岡本吏朗
先日紹介した「お金の現実」(ダイヤモンド社)の
別バージョン、著者の自費出版の本です。
「お金の現実」で書ききれなかったことやボツにした原稿、
「お金の現実」の裏側から見て書かれたものです。
さらに、前作では「お金という道具」を
「裏お金の現実」ではさらに深く掘りさげて「富」について
話されています。
著者ですら「お金」をテーマに本を書くという分不相応な挑戦。
というほど簡単ではない話。この本は実際に読み、考えなければ
価値は見出すことは出来ないかもしれない。
学校で10点しか取れない子供が100点とる子供に勝つことは
不可能だし、運動神経が悪い子が運動神経の良い子にかけっこで
どんなに努力をしたところで勝つことは出来ない。
ところがお金の世界は年収300万の収入の人間でも
年収1000万円の人間に勝つことができる。
と再三両方の「お金の現実」で言っている。
それには夢ばかり、空想ばかりを追って
現実をみることをしなければ
何も変わらない。ごく一部の天才もしくはその場だけ
うまくいった人の話に踊らされず、現実を見ろということだ。
ほとんどの人間は凡人であるのだからコツコツと
凡人でもできることを非凡に行なう。
それが条件のようだ。
しかし人は厚い本を竹串で通すことを一度にしようとしてしまう。
1枚づつ通していくことが確実で簡単なことなのに。
この本は世の中のたくさんの矛盾にたいしてどのように
受け止めて考えていったらよいか、とても参考になる
意見が書かれている。
ただ著者も言っているように人の意見をそのまま
受け入れるのではなく、
・自分で考えること。
・現実を認めること。
・私たちは「自分自身の成長」を売り、「人の成長」を買っている。
・これからの知識労働社会を長く生き残るためには次にくる時代の
 断層を乗り越えていかなければならない。
・けっして依存せず、イニシアチブをとること。
・人間は環境の生き物で環境がすべてを決める。しかし私たちは
「思想」の生き物でもある。
 「環境」を認めながら「思想」によって環境を変えていく。
 それが人間である。
この本のおかげで人生のリスク管理ができるようになると思う。

般若心経入門

2006年12月10日 / 読書

般若心経入門―276文字が語る人生の知恵 般若心経入門―276文字が語る人生の知恵
松原 泰道 (1984/01)
祥伝社

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もともと「感情のコントロール」「心と体の健康」を目的に始めた
般若心経の奉読や写経、座禅ですがもう一歩進めて関心があることが
あります。それは世界の歴史に残るような偉人たちの多くは
神仏のことを良く学んでいることです。
そこでただ奉読しているだけでなく、どんなお経なのか?
それを知りたくて最初にダライ・ラマの般若心経入門を読んでみたのですがさっぱり、よくわからない。そこでちょうど同じ頃、般若心経に
関心をもった友人に尋ねてみたら、松原泰道さんの本がわかりやすくて
いいよ。と教えてもらった。この世界では結構有名な方らしい。
確かにとてもわかりやすい言葉でやさしく語りかけてくれる良書だった。
読みすすめていると自分の中にある陰の部分に焦点がいく。
なのでちょっとブルーになる。
そのあとでとてもやさしい気持ちになれるそんな感じだ。
”汝自身を知る”ことの大切さをいろいろな本で
説かれています。きっと神仏を学ぶということは
そういうことかもしれません。
またこれで奉読するときに深みのあるお経が唱えられそうです。

スーパーパティシエ物語

2007年1月28日 / 読書

輔老心 著
自分の人生の道しるべになるような本だった。
“世界一になりたい人をこの本を読んでください。”
まさにそんな本でした。
辻口さんという人間に興味を持ち
「パティシエ世界一」の本に引き続き読んでみました。
自分の原点はなんだろう?
辻口さんの人生に自分の人生をダブらせながら
いろいろなことがよみがえってきた。
必死に一生懸命がんばるからたくさんのドラマがある
自分はこんな人生を求めているんだ。
自分に足りないもの。
たくさんのことを学ぶことが出来た。
この本はまた、何度も何度も読むことにしよう。

感動をつくれますか?

2007年2月4日 / 読書

感動をつくれますか?  / 久石譲 著
クリエイティブな仕事をしている人、しようとしている人には
とても参考になる本じゃないかな。
ちゃんと結果を出している人だから説得力がある。
感性、創造力とはどんなものなのか?
やはりといってはなんだけど
新しいものを創っていくということは
自分の過去の経験、知識、今まで出会ってきたもの、
手に入れてきたもの、考えたこと、それらの蓄積などが
基になって生まれてくるものだ。
だから感性の95パーセントはこれだそうだ。
だけど一番肝心な要素は残りの5パーセント。
作り手のセンス、ひらめきだ。
久石さんが引用したゲーテの言葉はとても参考になる。
「感覚は欺かない。判断が欺くのだ」

感動をつくれますか? 感動をつくれますか?
久石 譲 (2006/08)
角川書店

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久しぶりの更新

2007年5月10日 / 読書

久しぶりの更新です。
言い訳になりますが
春先はとても忙しく心に余裕がなく
とてもブログを書く気分にはなれませんでした。
ゴールデンウイークも終わり、
やっと精神的にゆとりが出来てきたので
再開したいと思います。
忙しかったといえ、読書は続けていましたよ。
特にはまっていたのはユリウス・カエサル
紀元前のローマ人の物語です。

ユリウス・カエサル ルビコン以前(上)ローマ人の物語8 ユリウス・カエサル ルビコン以前(上)ローマ人の物語8
塩野 七生 (2004/08/30)
新潮社

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ユリウス・カエサル ルビコン以前(中)ローマ人の物語9 ユリウス・カエサル ルビコン以前(中)ローマ人の物語9
塩野 七生 (2004/08/30)
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ユリウス・カエサル ルビコン以前(下)ローマ人の物語10 ユリウス・カエサル ルビコン以前(下)ローマ人の物語10
塩野 七生 (2004/08/30)
新潮社

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ローマ人の物語〈11〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(上) ローマ人の物語〈11〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(上)
塩野 七生 (2004/09)
新潮社

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ローマ人の物語〈12〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(中) ローマ人の物語〈12〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(中)
塩野 七生 (2004/09)
新潮社

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ローマ人の物語〈13〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(下) ローマ人の物語〈13〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(下)
塩野 七生 (2004/09)
新潮社

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ユリウス・カエサルの魅力のせいか、もしくは著者の塩野七生さんの
文章力や表現力のせいか、とにかくこのシリーズには
はまってしまいました。
尊敬する人リストに入るものすごい人物でした。
2千年以上昔にこのようなリーダーシップ能力、先見力があり、
知的な人物がいたとは驚きです。
何かを達成していくための大きな参考にもなります。
とにかく、カエサル最高です。

読書を楽しむ

2007年6月4日 / 読書

「読書とは、自分を発見することであり、未知の世界を知ることだと思う」
県立図書館と県立土屋文明記念文学館の館長を務める岡田さんの話として
上の言葉が書いてあった。(今月の「ぐんま広報」にて)
お話の中で読書は想像力が働く。ということが語られていた。
まず、行間に想像力が働く。そしてものの見方が客観的、多面的に
なってくる。いろいろな人生や考え方を疑似体験できる。などなど
たくさんの恩恵が期待できる。
もともと、私もこのブログで何度か書いたかもしれないけれど、
深く悩んでいるとき、『読書のすすめ』という文章が目に入り、
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」ほとんどの世の中の
問題や悩みは過去の人々が経験し、書物に残している。
それを活用せず、自分の経験だけに頼るひとは愚か者だ。
そんな感じのことが書いてあった。その一文を読んでから
読書に目覚めたわけだ。そして世の中の広さを感じ、
自分の世界観が大きく変わった。
だから岡田さんの上の言葉はしみじみ共感してしまう。
同じく「ぐんま広報」の中で県読み聞かせグループ連絡協議会長を
務める寺澤さんのお話で
「本の中の疑似体験と外遊びの直接体験は車の両輪みたいなもの。
二つとも子供にとって大切です。」
と語っている。
例えば少年期に冒険小説を好きになり、スケールの大きな冒険を
主人公と一緒に疑似体験し、
人生をいざ歩き始めると、実際、壁ばかり。
でも、「あの物語の中で主人公はこうやって解決していた」
などのヒントを持って無意識のうちに応用力がつく。と
なんていったって人生たくさん経験し、挑戦した人が成功している。
大人が良い本を見つけてあげて読んであげたりすることは
やはり大切なことなんだと改めて強く思った。
それにはまず親が見本を見せること。
親が読書をする背中をみせることが
子供の本に対する興味を示すきっかけになる。
そこでひとつ、大人が読む絵本としておススメします。

ぼくを探しに ぼくを探しに
シェル・シルヴァスタイン、倉橋 由美子 他 (1979/04)
講談社

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1976年に出版し、今でも読み継がれているロングセラーの本だ。
絵も文章もシンプルで、それなのにたくさんのことを想像してしまう。
読む人によって様々に感じることができる本です。
たまにはこういう絵本を読んで思いにふけるのもいいのでは!?

質問する力

2007年7月23日 / 読書

ぜひとも自分の能力を磨きたいもののひとつに
「質問をする力」がある。
もともとしゃべることはあまり得意ではない。
しかし、お客さんと話したり、仲間や尊敬する先輩、先生と
話す時、的確な質問は自分の能力向上に大きく役に立つし、
相手にとってもメリットがあることだと思う。
そんな想いから次の2冊を読んでみた。

質問力 ちくま文庫(さ-28-1) 質問力 ちくま文庫(さ-28-1)
斎藤 孝 (2006/03/09)
筑摩書房

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質問する力 質問する力
大前 研一 (2005/03/10)
文藝春秋

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斎藤孝さんの本は
「質問するという積極的な行為によってコミュニケーションを自ら深めていく」
というテーマで、
大前研一さんの本は
「国が国民を守れない時代になった今、日本人はすべからく『質問する力』発揮して、自分の生活を守り、自分の生き方を考えねばならない。
それによって日本という国自体も変わってくるはずだ。」
という趣旨です。
「質問する力」を違った切り口で内容も違う本でしたが
両方ビンゴ!!自分のほしい知識でした。
様々なことに質問することは大きな恩恵と能力向上に
役に立つということを強く感じることができました。
自分は子供の頃「素直な子」として育てられてきたので(自画自賛??)
もちろん、良い面もありましたがもうひとつの側面として
自分で考えることのしない、他人の意見に素直に従ってしまう子
になっていた部分があります。
そんな遅れたスタートをきってしまったわけですが
それを挽回するために、「質問する」習慣を身につけていこうと思います。

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