脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術

2019年6月23日 / 読書

今月の前半、半年ぶりくらいの休みらしい連休を過ごした。

コメダ珈琲で朝食をとりながら、読書をし、

ランチをとりながら勉強する。

映画を観る。

あやめが咲き、鳥のさえずりが聞こえる大室公園で自然を満喫しながら、散歩をする。

充実した2日間。

 

思えば、この半年強、休日らしい休日のない、忙しい日々だった。

まったく、余暇が取れず、健康を害しては、

本来、ありがたいはずの忙しさも、感謝できなくなってしまう。

 

仕事は人生の中で最も大きく、重要であることに

間違いはないが、人生バランスは大切だ。

余暇を楽しむ時間、家族とゆっくり過ごす時間、、。

これらの時間も人生にとって必要だ。

 

しかし、1日が誰しも平等に24時間であることは変えることができない。

 

現在の自分にとって大きな課題は

「時間管理」だ。

 

良書を見つけ、オーディオブックで聞いたので

学んだことを書き記したいと思う。

 

樺沢紫苑 著

「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術」

である。

 

著者は精神科医であり、脳科学や心理学に精通している人物で

以前に、北海道の友人が薦めていた方の本だ。

 

今まで読んだ時間管理の本の中で

最も実践しやすく、わかりやすく、そして新しい視点をもたらしてくた本となった。

 

その新しい視点とは時間を一次元的な流れだけで見るのでなく、

時間+集中力という2次元で見ることだ。

 

時間管理を単に時間という1次元的にとらえては

1日24時間という壁にぶつかってしまう。

しかし、「集中力」があるときに

「集中力」を必要とする仕事を行うことで

効率が2倍~4倍になり、

1日24時間という壁を乗り越えることができると。

 

具体的には

集中力は起床後、約2~3時間くらいが最も高く、

「脳のゴールデンタイム」だという。

この時間に集中力が必要な仕事を

先に行ってしまおうという提案だ。

集中力が必要な仕事と集中力を必要としない非集中仕事を配分するだけで

効率が大きく変わるという。

 

また、集中力の低下をリセットするという方法もある。

通常、集中力が100→120にするのは難しいが

50に落ちたものを80にするのは簡単だということだ。

日本人はがんばるのは得意であるが

休まずに仕事をし続けることで集中力が落ち、

結果、パフォーマンスも落ちてしまうという

悪循環を多くの人が起こしていると著者は言う。

 

その「集中力のリセット」で大切なのが

「睡眠」「有酸素運動」だという。

 

どうしても忙しいと「睡眠時間を削る」という

選択をとってしまうが、結果的に効率の悪い仕事になってしまい、

通常の状態の倍もの時間をかけて、同じ仕事量しか

出来ないことが起こると言うのだ。

それ以外にも睡眠時間を削る弊害はあるという。

睡眠時間が不足すると健康を害す。

がんのリスクが6倍、脳卒中のリスクが4倍、心筋梗塞が3倍

高血圧が2倍、糖尿病が3倍にもなるという。

ここまでリアルな数字をあげられれば、睡眠時間を削るという愚行は行わなくなるだろう。

 

また、ほどよい「有酸素運動」も

集中力のリセットには良いそうだ。

適度な有酸素運動のあとは

脳のゴールデンタイムと同じ状態の集中力になれるという。

 

その他

様々な集中力をコントロールする

テクニックも書かれている。

 

タイムウォッチ等を使い、時間を区切りながら

仕事を行う。

人は残り時間が迫ると集中力が高まるという。

そこで、期限の時間をしっかり設定することが大事だという。

 

例えば、ある仕事を60分間行うとすると

その時間の中で最も集中力が高くなるのは

期限時間の後半の部分だけであるが

これを15分×4に時間を分けて

タイマーをセットして行えば

4回期限があることで

集中力が高い場面4回あるということになる。

 

もちろん、仕事の内容などによって

短すぎると逆に、集中力が上がってこないものも

あるだろうから、その仕事の内容や自分のリズムとで

時間の調整は必要だろうが

大切なのは時間を設定することだ。

時間を区切らないと、「締め切り効果」という

恩恵を受けられないと。

 

実際に、自分の仕事で、包餡作業など

ひたすら、長時間、同じ作業を行うような時、

何分割かに分けて、作業すると

休まず、行った場合より、早く終わることも体験した。

 

他にも様々なテクニック書かれていて

とても学びが深く、実践的、効果的な本であった。

 

これらを実践することで

仕事を倍にした上に

充実した余暇を10倍増やせる生活できるようにしよう。

 

 

 

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