素直さについて

2016年7月30日 / 読書

あなたにとって 「素直さ」とはどういうものでしょう?

・従順な人?

・純粋な人?

・頑固じゃない人?

人によって、いろいろな定義があるかも知れません。

 

多くの人が「素直さ」とは「従順」に近い意味でとらえてしまってはいないでしょうか?

 

そういう意味では、個人主義、自己主張が強い、という現代人には

ほど遠いものにものになっているでしょう。

 

ただ、本当の「素直さ」とはそういうものではありません。

 

 

さて、今日は、久しぶりに「読書」ネタです。

稲盛和夫さんの著書「京セラフィロソフィ」をご紹介します。41NNb9rI1XL._SX284_BO1,204,203,200_

 

最近は、この稲盛さんの著書にはまり、何冊も読んでいます。

稲盛さんは、セラミックの技術屋としてスタートし、

その技術にほれ込んだ仲間たちが、資金を出して、会社を立ち上げ、

「稲盛和夫の技術を世間に問う」ことを目的として始まった会社です。

 

しかし、創業して3年後、ある出来事をきっかけに

技術屋のロマンを捨てて、

「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類社会の進歩発展に貢献すること」

という会社の目的・経営理念に変えました。

 

私も職人であるから、よくわかりますが、

技術屋として働いてきて、しかもその技術を広めることを目的としてスタートしたのに

そのロマンを捨て、経営者としての責任のほうを優先するということは、

決して、簡単なことではないと思います。

そんな決断をできる人だからこそ、京セラやKDDIなどの会社を成功させ、JALの再建も成功させることが

できたのではないでしょうか。

そんな素晴らしい経営者であるからこそ、

「素直さ」について語る資格が十分にあるのではないでしょうか。

 

稲盛和夫さんは著書の中で「素直さ」についてこう書いています。

 

 

「素直な心とは、自分自身のいたらなさを認め、そこから努力するという謙虚な姿勢のことです」

 

「とかく、能力のある人や気性の激しい人、我の強い人は、往々にして人の意見を聞かず、

たとえ、聞いても反発するものです。しかし本当に伸びる人は、素直な心をもって人の意見をよく聞き、

常に反省し、自分自身を見つめることのできる人です。」

 

「私は『素直な心』というものは進歩の親だと思っています。素直な心がなければ、人間は成長、

進歩していかないからです。」

 

とにかく、経営とは何か?をとても考えさせられる本です。

経営にかかわっている人でなくても

「心を高める」ために、人として成長するために、とても素晴らしい本だと思います。

 

 

 

青柳の和菓子一覧

初めてのお客様へ

青柳の想い

全国に認められた技術

お客様の声

お問い合わせ

和菓子の作り方

一年のイベントと和菓子

人の一生と和菓子

LINE@ facebook

TOPへ戻る