庭に飛ぶのは
こんばんは。
上生菓子を100倍楽しむために、
製法という視点から紹介しています。
一般の方には「上生菓子」=「煉切」という
イメージが強いようなので
他にもいろいろな製法があり、
当店では、様々な上生菓子をお作りしているので、
店頭だけでは、説明しきれない部分を
このブログでご紹介させていただいています。
今日ご紹介する製法は
「羽二重餅」
餅粉、水、砂糖を蒸して煉ったもの(求肥)に
卵白を立てたものを加え、
赤ちゃんの肌のような
ふんわりやらかいお餅に仕上げる製法です。
写真の御菓子の菓子銘は
「赤とんぼ」
手亡豆の粒が入った白あんに
柚子の風味を加えた餡が入っています。
餅の上に、水に見立てた錦玉をのせ、
おしゃぶり昆布で棒を作り、
トンボがとまっている様子を表しました。
先日、日光に行ったときは
トンボが群れをなして、大量に飛んでいましたが
こちらもトンボを見かけるようになりました。
まだまだ、暑いですが、秋は確実に近づいています。