十五夜の思い出

2008年9月15日 / 菓子

世間は3連休と浮かれているようですが
和菓子店には十五夜、敬老の日と繁盛期でとても忙しい。
落ち着いて食事をとる時間もありません。
これもサービス業の運命です(涙)
敬老の日はお「お赤飯」や「とりのこ餅」などの注文に追われ
とりのこ餅
↑これは「とりの子餅」
十五夜は「お丸」(月見だんご)と月見まんじゅう作りに追われます。
十五夜の思い出といえば
我が家は和菓子屋であるので忙しく
夕飯にお団子とけんちん汁を食べるくらい。
月見を楽しむような余裕はぜんぜんありませんでした。
まわりの友人もせいぜいそのくらいだったでしょう。
しかし、隣町(当時は村)の私より6つ下の子は
子供の頃、友達同士で近所を回り、飾ってある
団子やけんちん汁、御菓子やジュースを
もらって回ったそうです。
さらにさかのぼり、父の時代は
竹の先に釘をつけ、ご近所の団子を見つからないように
さしてとってきて食べていたそうです。
飾ってある家の人もそれを承知で
「ああ。お供え物をお月さんが食べてくれたんだ」といって喜び、
地域のひとつの行事として行なっていたようです。
今そんなことをすれば大騒ぎでしょうが(笑)
もともとは自然への感謝、畏怖心を重んじる先人達がはじめた
行事が地域のコミュニティーや子供たちの余暇の楽しみとして
受け継がれてきたようです。
現代は時代の変化が激しく、個人主義が浸透し、
子供達の遊びもゲームやテレビ、様々なものがあり
余暇をもてあますこともありません。
次第にこのような行事は薄れていくのでしょう。
この流れは変わることはないと思います。
幸いにも当店はお団子の売れ行きはここ十数年そんなに変わりません。
もちろん、曜日、天気によって違いますが平均すると落ち着くところに
落ち着きます。
当店のお客さんは「団子を食べたいから十五夜をする」という方が多いです。
まさに「月より団子」ですね。
しかし、都市部では団子は減り、その代わりに
月ウサギのおまんじゅうなど「月」にちなんだ御菓子が
季節を楽しみ、生活にゆとりのある方々に喜ばれているようです。
今、時代は大きな曲がり角。
いろいろな方がいろいろな言い方をしていますが
大雑把に言えば、「精神の時代」になるといいます。
さてそんな時代、和菓子店はどのように対応し、
どのように提案していくべきでしょう。
やはり、原点に立ち戻ることじゃないかなあ。

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