餅つき

2006年12月29日 / 菓子

暮れのこの忙しいときにブログを書く時間があれば
もっとやることがあるだろうと怒られそうですが
思い立ったら吉日。
餅つきについて書いておこうと思います。
都会に比べれば我々のような群馬の田舎町は
まだまだ伸し餅やお供えの注文はあるほうかもしれませんが
やはり年々量は減る傾向にあります。
(それでも今年はなぜか5~6年前の水準まで増えましたが)
少子化、核家族、安価なスーパーでのお餅の流通、生活習慣の変化など
理由は様々あると思います。
もちろん、私達のような専門店の作るお餅はスーパーなどで
売っているお餅とは違い。材料の質、味、腰、鮮度ともに
自信を持って提供できるものです。
しかし、時代が簡略、手軽、安価を求める傾向がある部分は
仕方がありません。ただそれとは別方向で良質な物、本物、本来の形を
求める人たちもいることはありがたいことです。
これからさらにその二極化は進むでしょう。
「本当の豊かさとはなんでしょう?」
ものがあふれ、生活をするのに何不自由なく、
過すことが出来る豊かな日本という国、時代に生まれ、
そんなことが問われることが多くなりました。
その『本当の豊かさ』をしるヒントが
古くから伝わる行事にあると思うんです。
お正月は年神さま迎えて昨年の実りと平穏に感謝し、
新しい豊穣と平安を祈念する行事。
農耕民族である日本人の生活から生まれたものですが
昨年の様々な出来事に感謝し、自分の成長を喜ぶのも良いでしょう。
気持ち、心がけが大切です。
最近は既製の手軽なお供え(鏡餅)などがスーパーで売られていますが
本来のもち米から作るお供えは28日か30日に搗いたお餅で
作ります。29日は苦で嫌われ、31日は一夜飾りだとして
避けられます。そしてお供えのひび割れ具合やカビの様子で
その年の気候などを判断するなど昔の人の知恵が
たくさんつまった行事です。
お餅は稲の霊が宿っているとされ、食べると生命力が与えられる
ハレの日の食べ物といわれています。
さらに鏡餅の鏡はいにしえより神さまの宿るところであり、
この二つの意味を併せ持つ鏡餅を年神さまにお供えし、
その年の豊作(実りのある年)と健康を祈るのです。
宮本武蔵の『五輪書』は有名ですが、その深意をまとめた
『独行道』には自戒の言葉として第十八条に
『仏神は尊ぶべし、仏神はたのまず』とあります。
神仏は尊ぶが神仏には依頼しない。
そんな心がけや感謝の気持ちが『本当の豊かさ』に
つながるのではないでしょうか?

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