和菓子の作り方(黄身しぐれ編)
2017年10月28日 / 菓子
本日は黄身時雨(きみしぐれ)をご紹介します。
辞書によると「時雨」とは
”秋の末から冬のはじめ頃に、降ったりやんだりする小雨のこと。” とあります。
時候の風景と菓子の姿を重ねて連想させた御菓子になります。
餡に上新粉やイスパタなどを入れて、 包餡し、蒸すと表面がひび割れます。
それが雨の後の光差し込む雲を想像させます。
亀裂から色の違う餡が見え隠れする姿が とても情緒ある美しいものです。
日本人の感性の素晴らしさを代表する御菓子です。
現在、店頭でも並んでいる黄身しぐれは
「錦秋」という名前で、福白金時豆の甘露煮と紅葉をあしらえて、
販売しておりますが
作り方も、YouTubeにアップしていますので
よろしかったら、ご覧下さい。
作り方を見てから、食べる御菓子も、また違った味わいがあります。