本日の菓子ぎゃらりー(H26.8.28)~花鳥風月で楽しむ~②
こんばんは。
・あなたの想像力は豊かですか?
・あなたは和菓子の世界を楽しめていますか?
上生菓子を100倍楽しむために、
今回も
”表現方法”という視点で
ご紹介させていただいています。
今回も「花鳥風月」。
上生菓子はよく、花鳥風月を表す。と言われます。
花鳥風月(かちょうふうげつ)とは、
美しい自然の風景や、それを重んじる風流を意味する四字熟語ですが
今日ご紹介する上生菓子は
美しい自然の風景を幻想的に表現したものですが
かつ、歳時記的なの意味合いも含んでいます。
今年(平成26年)の十五夜は
9月8日(月)と例年より、早いですね。
その月夜を背景に、幻想的にススキが浮かび上がる様子を
表した御菓子。
菓子銘を
『今宵月』
黄色い部分は柚子味の味甚羹(みじんかん)
落雁などに使う餅の粉に寒天を加えたものです。
さわやかな柚子味がして、特徴的なざらっとした
舌触りの寒天を、白い京ういろうで巻き、
氷餅をつけた御菓子です。
十五夜から十三夜にかけて作ります。
個人的に
幻想的な風景が浮かんでくる
このデザインはとても大好きです。
月見会のお茶菓子にいかがですか?