技術のスタンス

2018年6月10日 / 未分類

「包餡(ほうあん)はどういう風にやってる?」

「こういうやり方でないとおかしい!」水辺の蛍

 

同業者とたまに、そんな会話になるときがある。

新人や専門学校の生徒に教えるときに、

それぞれが、指導者のやり方と異なり、

自己流のやり方で行っていることがあるからだ。

 

私は仕上がりが同じで、きれいに早く丸められるのであれば、

自己流が入っていて、ぜんぜんかまわないと思っている。

(自分もけっこう、自己流が入っている)

むしろ、悪いイメージを持たれないもので、本質的な技術部分を押さえていれば、

どんどん個性的な方法でやってもらった方がその人の才能も伸びると思っている。

 

しかし、お店によっては、そのお店のやり方以外は許さない。

というスタンスを持っているところもあるのは事実である。

せっかく覚えたやり方を徹底的に直させる店もある。

 

私は、このやり方が別に間違っているとも思わない。

組織の考えや方向性を統一するためにはとても良いやり方だと思う。

組織が大きければ、すべての人間の意思疎通をはかるのは難しい。

だから、細かいところまで、決められたやり方で作ることは

組織をまとめるのにリーダーと部下、両者にとって便利な側面もあると思う。

寡黙な職人タイプのリーダーにとっても、この方法が一番やりやすいかもしれない。

また、教える立場になってわかったことだが、教えている人のやり方をしっかり真似て

出来ている人には「おっ、こいつはしっかり、わかっているな」という気持ちになり、

教える方にも熱が入る。好感が持てるのだ。

 

ただ、これからは組織の単位は小さくなっていくだろうし、

クリエイティブを求められることも多くなってくる。

そもそも個性を重視する教育を受けてきた人が多くなっているのだから

同じやり方を押しつけることは軋轢も生じてくること思う。

だから、ある程度のルールを決めて、それを守った上で

その人のやりやすい方法で覚えた方が良いと思う。

 

と、、、。

言葉で言うのは簡単だし、印象は良く見えるのだが

実際には、自由なやり方、個性を伸ばす。という方法は

意外と難しい。

マナーや規律、規範がしっかりしていないと

どんな小さな組織であっても、上手く回らなくなる。

「ルールを守り、しっかり意思疎通を行う」

ということが思いのほか重要なのだ。

 

「自由」と「規律」はコインの裏表のように

セットで考えないと成立しない。

 

 

 

 

 

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